【下手くそでもいい!】背景を描いたイラストは評価を受けやすい!?
移転しました。
こんにちは、からぽんです。
今日は、私の大の苦手な『背景』についてお話を。
イラストを描く人にとって、大きな障壁となるのが『背景』だと思います。
おそらく絵を描き始めたら必ずぶち当たる壁の一つでしょう。
私なんかは、パースを使った細かい建物などは、思わず拒否反応が出てしまいます(笑)。
そんな私が、デジタルで初めて背景イラストを描いたら、思った以上に評価をもらったのです。
その経験をもとに、「ヘタクソでもいいから、背景を描いたら絵の評価はされやすくなるのでは?」という自論を述べていきます。
底辺イラストレーターの戯言と思いつつ、どうぞお付き合いください。
【下手くそでもいい!】背景を描いたイラストは評価を受けやすい!?
まず結論から言いますと、
「キャラだけのイラストより、背景を描いたイラストの方が評価を受けやすい」
ということです。
その理由は「イラストの雰囲気が短時間で伝わりやすいから」です。
理由について深堀りする前に、まずは私の描いたイラストを見ていただきましょう。クリスタを購入して初めて描いた『背景込みのイラスト』です。
作業環境はデジタルで、以下のものを使っています。
ペイントソフト:CLIP STUDIO PRO(クリスタ)
基本的にこれだけです。
背景を描くにあたって使う細かいツールは、すべてクリスタに搭載されているので、マジでデジタルイラストはこれだけで描けます。あ、前提として液タブを繋ぐパソコンは必須ですから。
今まで評価されたことがほとんどない私が、一気に200いいね貰ったイラスト
さて、では私がデジタルに移行して『初めて描き上げた背景イラスト』をご覧いただきましょう。
こちらは今年の4月末に描いたイラストです。
クリスタ・液タブを購入した月に描いた、”初の本格イラスト” です。
キャラはアイドルマスターミリオンライブ!に登場する所恵美という女の子です。私は彼女が大好きすぎて、「恵美とこういうデートしたいな~」と思いつつ描いたイラストです。
で、実際にこのイラストを見て、どう思われましたか?
背景、下手ですよね・・・。特にカラーが。
私も今見返すと「うお・・下手だな」と思います。キャラに関しても、「少し目が大きいな、髪の質感が汚いな、カラーヘタクソだな!」など、自分への罵詈雑言のオンパレードです。もっと自分を認めてあげて・・・。
ところがこのイラスト、それまで私が描いてきたイラストの中で当時No.1の高評価を得るのです!
このように、Twitterやpixivで高評価をいただいたのですが、「なんでこんなに評価を貰えたのだろう」と今更ながら思い、考えてみました。
『背景』は、イラストの雰囲気を一気に引き上げる最強の要素
(写真はイタリア旅行の時のものです。)
今回の私のイラスト、おそらく画力の評価よりも雰囲気の評価が大きいと思います。
そして、その雰囲気を出している最大の要素は『背景』なのです。まああくまで私の推察なのですがね(笑)。
画力だけで見ると、上手いとは言えませんよ!(自分の中では)
でも、「恵美とデートをしたい!」という私の強い願望と、そのシチュエーションを想起させる背景がマッチしているからこそ、その想いが見てくれる人に伝わったのだと思います。
これがもし、恵美単体のイラストだと、おそらくこれほど多くの方から評価はされていなかったと思います。
なぜなら、キャラだけのイラストだと、そのキャラの可愛さは伝わりますが、そこで評価は止まってしまうからです。
実際、恵美だけのパターンもTwitterに上げていたのですが、『いいね』は44でした。
更に言いますと、Twitterに関しては自分が挙げたイラストはタイムラインに表示されてフォロワーの方に見られます。フォロワー目線で見れば私のイラストは、数ある大量の神絵師の中に紛れている一枚にすぎません。
実力で言うと、Twitter界に溢れている神絵師には敵いっこありません。ボロ負けします。
少しでも他のイラストと区別するためには、オリジナリティは必要不可欠です。
そこで目を引きやすいのが、背景。
背景を描くだけで、そのイラストの雰囲気はグッと上がります。
今回のイラストの場合は『デートをしている』という場面なので、
オープンカフェのような場所で、向かい合いながらマクドナルドのハンバーガーを食べている
シチュエーションを描きました。
これを描くためには、当然『オープンカフェ』という空間をつくらなければいけません。
そして賑やかな雰囲気を出すためには、背景に紛れている人物(モブキャラ)を描かなければいけません。さらには周囲の建物も描かなければいけません。
こんだけ周りを描いていれば、まあ割とそれっぽい作品になるわけです。
誰がどう見ても、「恵美と一緒にランチを楽しんでいるイラストだ!」と一目で分かるわけです。
最初は中心に描かれている恵美に目がいきつつ、その後には背景に目がいき、最後にもう一度全体を見る。
すると「俺も恵美とデートしてえなあ」と共感を誘うわけです(かなり無理やりな解釈ですが)。
そこまでイラストの雰囲気に引きずり込めばこっちのもんです。イラストを見て共感した人は迷わず『いいね』や『リツイート』をクリックするでしょう。
すると益々、多くの人にイラストの良さが拡散されていくわけです。そして徐々にフォロワーや交流する人が増えていき・・・やがては超大人気イラストレーターへと成長を遂げるのです!!
というのは妄想です(笑)。
トレンドに乗ると、評価を受けやすい
今回のイラスト、実はただ『デートするだけのイラスト』ではないんです。
ツイート文を見てください。
分かりますか?
このツイートの日付は4月30日。ということは次の日は5月1日。
そう、元号が平成から令和へ移るまさにその時にツイートしたんです。
この時のTwitterのトレンド上位は、私が記憶する限りでは『平成』『令和』という言葉が占めていたと思います。
で、このイラストのツイートをする際に、『平成最後』『令和』という文字を入れたんですね。すると、多くの人が触れているトレンドに乗っかったことになるわけです。
上位トレンドに関連するツイートをするだけで、多くの人に見られる確率が上がるのは、当たり前と言えば当たり前だと思います。
ここに関しては、正直思惑通りといった感じでした(笑)。
トレンドに乗るというのも、多くの人に見てもらうには非常に有効な手段だと思います。
まとめ
ということで、「下手くそでも、背景を描いたイラストは評価を受けやすいよ」という持論を述べました。当然、評価を受けるためには描き手の情熱や、トレンドに乗るといった工夫も必要になります。
今回述べたことはすべて実際に私が経験したことなので、ある程度の信憑性はあると思います。
下手くそでもいいから、背景を描くことを意識しつつ楽しんで自由に絵を描いていけば、自然と評価してくれる人は増えると思いますよ!
背景イラストを描きつつパースなどのノウハウを学んで、どんどんそのノウハウをイラストに落とし込んでいけば、自然とレベルも上がっていきます。
背景イラストを描くのは手間がかかって大変です。最初は評価がされないかもしれません。
それでも一生懸命描き続けることで、自然と応援してくれる人は増えると私は思います!
実際に私は、絵を本格的に頑張り始めたことで、Twitterのフォロワー数が
今年4月:30人
↓
今年8月:150人
と、なんと5倍も増えたのです!!
「少ない?関係ないね!俺にとっては歴史的快挙なんだよ!!」
少し熱くなりました・・・。でも、単純に私を見てくれる人が増えたことが、嬉しかったのです。
上の、私が今描いているイラストも、パースを使ったしっかりとした背景が描かれています。まだ途中ですが、パースの使い方を勉強しつつ、二次創作漫画と並行しつつ、頑張って描いていきます!
それでは今日はこのあたりで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!