漫画制作ってやっぱり楽しい!!
こんにちは、からぽんです。
今日はもう、自分の率直な感想を、ありのままに書いていきます。
タイトルにもあるように
『漫画制作ってやっぱり楽しい!!』
ということです。
私は現在、一枚イラストや漫画を描きまくるという、超しあわせな毎日を送っています。
最近は入社の準備や(ついこの間までニート)格安SIMへの変更、WordPress(有料ブログ)への移行作業、ブログの執筆など様々なことに振り回されているので、なかなか「一日中イラスト!!」というわけにはいきませんが。。。
でも、忙しいおかげか「少しでも絵を描く時間を確保したい!」と意識し始め、
- ブログを書く時間
- WordPressへの移行作業に取り組む時間
- 絵を描く時間
をキッチリ分けれるようになり、メリハリよく取り組めるようになってきました。基本やりたい時にやりたいことをやっているのですが(笑)。
メリハリがよくなったことで、絵を描く作業により集中でき、より絵を描くことが楽しくなっているのを感じます。
そして今メインに取り組んでいるのが漫画制作。
結構前から描き始めている『所恵美に吸われたい!』(アイドルマスターミリオンライブ!の二次創作)
とにかく、描いてて楽しいんですよね!
超久々(約6年ぶり)の本格的な漫画制作ということもあって、なかなか初めは思うように進めれなかったのですが、ここ最近は手が止まることがありません(笑)。
次々と描きたいシーンが浮かんできて、スイスイとコマができていきます。
こんな感じで制作中です。
やっぱり漫画制作の醍醐味は、ストーリーを考える楽しさですね!!
これは一枚イラストにはない、漫画だけの特権とも言えると思います!
自分の中でストーリーの展開を広げつつ、キャンバスに落とし込んでいく。
傍から見ればただキャンバスにコマと簡単なイラスト、セリフを書いているだけの作業に見えますが、これがとんでもなく楽しい!
「このキャラならここでこういうアクションを起こすな」
「ここは重要な場面だから1コマでドーンと魅せよう」
「ここはあえて間を入れてみよう」
などなど、自分のさじ加減で如何様にも表現できるのが、本当に楽しいです!!
もちろん、そこから下描きを描いてペン入れをしてトーンを貼って・・・といった作業も超楽しいです!!
下描きは、ラフではただの丸と四角だったキャラが、どんどん生まれてくる過程を間近で体感できます!
ペン入れは、下描きのキャラに命が吹き込まれていき、作品の世界が構築されていく感動的な作業です!
そしてトーン、効果と仕上げ作業を行っていき・・・完成したらもう涙もんです!!
漫画は、その作業全てに価値があり、見る人すべての心を動かす素晴らしいものだと、改めて感じました。
なんで絵ってこんなにも素晴らしいんだろう。意味が分からないくらい素晴らしい。
絵を描くことが大好きで、その大好きなことで人々に喜びや感動を与えられて、私は本当に幸せもんです!
『何かを好きになる』って素敵ですね!!
それでは今日はこのあたりで。変な記事でしたが(笑)、読んでくださりありがとうございました!!
【下手くそでもいい!】背景を描いたイラストは評価を受けやすい!?
こんにちは、からぽんです。
今日は、私の大の苦手な『背景』についてお話を。
イラストを描く人にとって、大きな障壁となるのが『背景』だと思います。
おそらく絵を描き始めたら必ずぶち当たる壁の一つでしょう。
私なんかは、パースを使った細かい建物などは、思わず拒否反応が出てしまいます(笑)。
そんな私が、デジタルで初めて背景イラストを描いたら、思った以上に評価をもらったのです。
その経験をもとに、「ヘタクソでもいいから、背景を描いたら絵の評価はされやすくなるのでは?」という自論を述べていきます。
底辺イラストレーターの戯言と思いつつ、どうぞお付き合いください。
【下手くそでもいい!】背景を描いたイラストは評価を受けやすい!?
まず結論から言いますと、
「キャラだけのイラストより、背景を描いたイラストの方が評価を受けやすい」
ということです。
その理由は「イラストの雰囲気が短時間で伝わりやすいから」です。
理由について深堀りする前に、まずは私の描いたイラストを見ていただきましょう。クリスタを購入して初めて描いた『背景込みのイラスト』です。
作業環境はデジタルで、以下のものを使っています。
ペイントソフト:CLIP STUDIO PRO(クリスタ)
基本的にこれだけです。
背景を描くにあたって使う細かいツールは、すべてクリスタに搭載されているので、マジでデジタルイラストはこれだけで描けます。あ、前提として液タブを繋ぐパソコンは必須ですから。
今まで評価されたことがほとんどない私が、一気に200いいね貰ったイラスト
さて、では私がデジタルに移行して『初めて描き上げた背景イラスト』をご覧いただきましょう。
こちらは今年の4月末に描いたイラストです。
クリスタ・液タブを購入した月に描いた、”初の本格イラスト” です。
キャラはアイドルマスターミリオンライブ!に登場する所恵美という女の子です。私は彼女が大好きすぎて、「恵美とこういうデートしたいな~」と思いつつ描いたイラストです。
で、実際にこのイラストを見て、どう思われましたか?
背景、下手ですよね・・・。特にカラーが。
私も今見返すと「うお・・下手だな」と思います。キャラに関しても、「少し目が大きいな、髪の質感が汚いな、カラーヘタクソだな!」など、自分への罵詈雑言のオンパレードです。もっと自分を認めてあげて・・・。
ところがこのイラスト、それまで私が描いてきたイラストの中で当時No.1の高評価を得るのです!
このように、Twitterやpixivで高評価をいただいたのですが、「なんでこんなに評価を貰えたのだろう」と今更ながら思い、考えてみました。
『背景』は、イラストの雰囲気を一気に引き上げる最強の要素
(写真はイタリア旅行の時のものです。)
今回の私のイラスト、おそらく画力の評価よりも雰囲気の評価が大きいと思います。
そして、その雰囲気を出している最大の要素は『背景』なのです。まああくまで私の推察なのですがね(笑)。
画力だけで見ると、上手いとは言えませんよ!(自分の中では)
でも、「恵美とデートをしたい!」という私の強い願望と、そのシチュエーションを想起させる背景がマッチしているからこそ、その想いが見てくれる人に伝わったのだと思います。
これがもし、恵美単体のイラストだと、おそらくこれほど多くの方から評価はされていなかったと思います。
なぜなら、キャラだけのイラストだと、そのキャラの可愛さは伝わりますが、そこで評価は止まってしまうからです。
実際、恵美だけのパターンもTwitterに上げていたのですが、『いいね』は44でした。
更に言いますと、Twitterに関しては自分が挙げたイラストはタイムラインに表示されてフォロワーの方に見られます。フォロワー目線で見れば私のイラストは、数ある大量の神絵師の中に紛れている一枚にすぎません。
実力で言うと、Twitter界に溢れている神絵師には敵いっこありません。ボロ負けします。
少しでも他のイラストと区別するためには、オリジナリティは必要不可欠です。
そこで目を引きやすいのが、背景。
背景を描くだけで、そのイラストの雰囲気はグッと上がります。
今回のイラストの場合は『デートをしている』という場面なので、
オープンカフェのような場所で、向かい合いながらマクドナルドのハンバーガーを食べている
シチュエーションを描きました。
これを描くためには、当然『オープンカフェ』という空間をつくらなければいけません。
そして賑やかな雰囲気を出すためには、背景に紛れている人物(モブキャラ)を描かなければいけません。さらには周囲の建物も描かなければいけません。
こんだけ周りを描いていれば、まあ割とそれっぽい作品になるわけです。
誰がどう見ても、「恵美と一緒にランチを楽しんでいるイラストだ!」と一目で分かるわけです。
最初は中心に描かれている恵美に目がいきつつ、その後には背景に目がいき、最後にもう一度全体を見る。
すると「俺も恵美とデートしてえなあ」と共感を誘うわけです(かなり無理やりな解釈ですが)。
そこまでイラストの雰囲気に引きずり込めばこっちのもんです。イラストを見て共感した人は迷わず『いいね』や『リツイート』をクリックするでしょう。
すると益々、多くの人にイラストの良さが拡散されていくわけです。そして徐々にフォロワーや交流する人が増えていき・・・やがては超大人気イラストレーターへと成長を遂げるのです!!
というのは妄想です(笑)。
トレンドに乗ると、評価を受けやすい
今回のイラスト、実はただ『デートするだけのイラスト』ではないんです。
ツイート文を見てください。
分かりますか?
このツイートの日付は4月30日。ということは次の日は5月1日。
そう、元号が平成から令和へ移るまさにその時にツイートしたんです。
この時のTwitterのトレンド上位は、私が記憶する限りでは『平成』『令和』という言葉が占めていたと思います。
で、このイラストのツイートをする際に、『平成最後』『令和』という文字を入れたんですね。すると、多くの人が触れているトレンドに乗っかったことになるわけです。
上位トレンドに関連するツイートをするだけで、多くの人に見られる確率が上がるのは、当たり前と言えば当たり前だと思います。
ここに関しては、正直思惑通りといった感じでした(笑)。
トレンドに乗るというのも、多くの人に見てもらうには非常に有効な手段だと思います。
まとめ
ということで、「下手くそでも、背景を描いたイラストは評価を受けやすいよ」という持論を述べました。当然、評価を受けるためには描き手の情熱や、トレンドに乗るといった工夫も必要になります。
今回述べたことはすべて実際に私が経験したことなので、ある程度の信憑性はあると思います。
下手くそでもいいから、背景を描くことを意識しつつ楽しんで自由に絵を描いていけば、自然と評価してくれる人は増えると思いますよ!
背景イラストを描きつつパースなどのノウハウを学んで、どんどんそのノウハウをイラストに落とし込んでいけば、自然とレベルも上がっていきます。
背景イラストを描くのは手間がかかって大変です。最初は評価がされないかもしれません。
それでも一生懸命描き続けることで、自然と応援してくれる人は増えると私は思います!
実際に私は、絵を本格的に頑張り始めたことで、Twitterのフォロワー数が
今年4月:30人
↓
今年8月:150人
と、なんと5倍も増えたのです!!
「少ない?関係ないね!俺にとっては歴史的快挙なんだよ!!」
少し熱くなりました・・・。でも、単純に私を見てくれる人が増えたことが、嬉しかったのです。
上の、私が今描いているイラストも、パースを使ったしっかりとした背景が描かれています。まだ途中ですが、パースの使い方を勉強しつつ、二次創作漫画と並行しつつ、頑張って描いていきます!
それでは今日はこのあたりで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
CLIP STUDIO PAINT PROでも漫画は描けます(画像付きで簡単に説明します)
こんにちは、からぽんです。
今日は大人気ペイントツール『CLIP STUDIO』(以下クリスタ)についてお話していきます。
CLIP STUDIO PAINT PROでも漫画は描けます
今や
デジタルイラストツール=クリスタ
というほど、多くのイラストレーターが使用するソフト。
私も液タブと同時に、このクリスタを購入しました。
ハッキリ言って、絵を描くうえでこれほど最高なソフトは今まで体験したことがありません!
やっぱりフリーソフトとは段違いです。メリットは、使えるツールの豊富さや色合いの綺麗さ、作品の保存のしやすさなど色々あります。
まだ購入していないという人は、購入しましょう。世界が変わります(笑)。
ところがこのクリスタ、実は種類が2つあります。
一つ目は『CLIP STUDIO PAINT PRO』
価格は5,000円。私が使っているソフト。一枚イラスト向け。モノクロからカラーまで対応。
二つ目は『CLIP STUDIO PAINT EX』
価格は23,000円。カラーイラストや写真などを簡単にトーン化(漫画チック)できる。複数ページを一括管理ができる。漫画制作向け。
ざっとそれぞれの違いはこんな感じです。
要するに、PROは『一枚イラスト向け』、EXは『漫画向け』ということです。
今回は、一枚イラスト向きのPROでも、しっかりと漫画は描けるというお話をします。
「えっ? 漫画向けのソフトじゃないんでしょ?」
と思われると思いますが、ハッキリ「普通に漫画はつくれます」と断言できます。
ただ、漫画向けのEXの方が、より効率よく漫画を描けるツールが揃っているので、効率重視の場合は迷うことなくEXを買いましょう。
ここではあくまで、
「漫画を描いてみたいけど、PROで描けるのかな」
という悩みにこたえていきます。
まず結論として先ほども断言したように、「PROでも漫画は描けます」。
だから ”値段重視” の方や、”とりあえずお試しで漫画を描いてみたい” という方は、PROを購入しましょう。
実際にPROを使ってみて、「もっと効率よく様々なツールを使って漫画を描きたい」となったら、差額分の18,000円を払ってEXを購入しましょう。おそらくEXは、そこまで本気で漫画を描きたい人には最適なソフトだと思います。
CLIP STUDIO PAINT PROで漫画を描く手順
それでは、CLIP STUDIO PAINT PROでも漫画をつくれるということを分かっていただくために、私がどのように漫画をつくっているかお話ししていきます。
構想を練る + 妄想する
昔はノートに書いていましたが、今はスマホのメモに書いています。
- ストーリーの流れ
- キャラの設定
- ストーリーの山場
など基本的な情報を書いていきます。
同時に頭の中で実際のシーンを妄想します。自分が一番表現したいシチュエーションや展開を妄想し、絵に落とし込みやすいようにします。
ラフ(人物や背景・コマ割りのアタリ)
使用ツール:鉛筆、リアルな定規
それではキャンバスを用意して描いていきます。まずはラフを描きます。私は
コマ割り→吹き出し→セリフ→人物→描き文字・効果線→背景
という順に描いています。
ラフに関しては、”どんな構図でどんなポーズを描くのか” を最も意識しています。細かい描写は下描きやペン入れの時でいいので、ラフでは大まかな流れを意識します。
ちなみにコマ割りの線はリアルな定規を液タブの上において引いています(笑)。ラフ段階でしっかりとコマ割りをすることで、コマ内のどのあたりまで絵を描けばいいか明確になります。
下描き
使用ツール:鉛筆・パース定規
ここから時間がかかる作業です。先ほど描いたラフをもとに、細かい表情や服・ポーズ・背景・吹き出しなどを描いていきます。
ここでも鉛筆で絵を描いています。
ただ、これだと先ほど描いたラフと線が重なって、下描き線とラフの線の見分けがしづらくなります。
それだとめっちゃ描きにくいので、ラフのレイヤーの透明度を下げましょう。すると、ラフの線が薄くなるので、下描き線との区別がつきやすくなります。
また、下描きのレイヤーはしっかりと分けましょう。その方が細かいバランスの調整がしやすいです(例えば、「髪だけ少し大きくしたい」といった特定の箇所だけ修正したい場合、レイヤーを分けておくと楽)。
私の場合、一例を出すと
下描きフォルダー
キャラ>髪・輪郭・表情・服
背景>直線>小物
といった具合に分けます。
ここは、自分のやりやすいように工夫してみてください。
ペン入れ
使用ツール:ペン・パース定規・吹き出し・コマ割り
いよいよペン入れです。下描き線をもとに、どんどんペン入れをしていきます。私はほとんど丸ペンで描いています。
コマ枠→吹き出し→キャラ→背景→描き文字→効果線
という順に描いていきます。このペン入れ段階で使用ツールが増えていますが、すべてPROで使えるので、まったく問題ありません。
セリフ入れ
吹き出し内にセリフを入れます。セリフ用のツールがあるので、それを使います。吹き出し内をクリックし、セリフを入力します。それだけです。
また、自分の好きな字体を組み合わせることもできるので、漫画の様に『漢字はゴシック』『ひらがなカタカナは明朝体』というようにカスタマイズすることもできます。
トーン
仕上げとなるトーン貼りです。
トーンとは『スクリーントーン』の略で、茶髪の髪の色を表現する時に使うような、『黒でも白でもない色』を表現する時に使います。
クリスタは素材を見つけたら、その素材をキャンバス上の選択範囲にドラッグすれば簡単に貼れます。さらに、トーンの拡大縮小も自由なので、自分のイメージに合ったトーンを貼ることができます。これは、アナログにはない魅力です。
というより、アナログからデジタルに移行してめちゃくちゃ感動したのが「トーンの貼りやすさ」です(笑)。
細かい修正
はみ出ている線や加筆・トーンの調整などをして、完成です。
まとめ
以上、簡単にですが『CLIP STUDIO PAINT PROを使った漫画制作の手順』についてお話ししました。
今日お話しした作業は全て、『CLIP STUDIO PAINT PRO』を使ったものです。PROはイラスト向けと謳っていますが、漫画を描くためのツールも豊富に揃えてあるので、ほぼ問題なく漫画制作を行うことができるわけです。
「これからデジタルイラストを本格的に始めたい」
「とにかく漫画制作を始めたい」
といった方には、まず5,000円のPROを試していただいて、「もっと本格的に漫画を描きたい!」となった場合にEXを買うでいいと思います。
迷ったら買いですよ。クリスタはPROもEXもコスパ良すぎですので(笑)。
デジタルは何度でも失敗できますし、表現の幅も広がります。何より、ネットが普及している今、デジタルを使はない手はありません。ネットへ作品を上げやすいですし、単純に見てくれる人が増えます。
私は実際、クリスタを使い始めて交流が増えたので、単純に絵を描くのが楽しくなりました。
皆さんも楽しくなってください(押し付け)
それでは今日はこのあたりで。ありがとうございました。
【液タブのデメリット】液タブを使ってる時に「iPad Pro欲しいなぁ・・・」と感じる理由
こんにちは、からぽんです。
今日は、私が現在イラスト制作に使っている液タブに関するお話をします。
iPad Proが欲しい理由と結論
タイトルにもあるように、最近イラストを描いていて
「液タブ使って楽しくイラスト描けてるけど、やっぱりiPad Pro欲しいなぁ」
と思うことが度々あるんですよね。
その理由は、”液タブはパソコンと繋がないといけないから、基本的に同じ場所でしかイラストを描けない” からです。
そしてこの記事を書き進めて、
「どうせもうすぐ一人暮らしを始めるから、家に一人で籠る生活をすれば液タブのままで問題ない」
という結論に至りました。
要するに、「1人暮らしを始めたら基本的に移動して絵を描くという気持ちにならないと思うから、もう少し我慢すればいいだけじゃん」ということです。
とはいえ実際問題、液タブは移動するには非常に不向きなものなので、今日は液タブを使って感じた ”移動のしづらさ”というデメリットにフォーカスしてお話しします。
使っている液タブ紹介
まず基本情報として、私が使っている液タブを簡単にご紹介します。
『Wacom Cintiq 16』
値段:66,634円(Amazon)8/18現在
サイズ:15.6インチ(縦19.4cm × 横34.5cm)
【簡単な感想】
まず、人生変わりました(笑)。
「自分にも、絵を描いて人を喜ばせることができる」ということを実感させてくれました。それほどイラストのレベルがグッと上がりました。
(あくまで個人的な感想です。ただ、マジで絵を描きまくれば2,3ヶ月で結構うまくなります。特にカラー)
参考までに、液タブ購入前のイラストと比べてみますと、、、
2018年7月
一年後↓↓↓
2019年7月
これくらい変わっています。色合いがかなり綺麗になったうえ、画力も上がりました。
移動したり、寝っ転がったりして絵を描きたいのなら、iPad Pro一択
それでは液タブの基本情報をお話ししたところで、本題に入っていきます。
私がこの素晴らしい液タブを使ってイラストを描き始めて、はや4ヶ月が経ちます。確かに、人生が変わるほど絵を描くのが楽しくなりましたが、その一方で「液タブ不便だなぁ・・・やっぱiPad Proも欲しいなぁ」と思うことが度々あります。
その理由が上記でも述べたように ”液タブは基本移動向きではないため、自由にいろんな場所で絵を描けない”ことに不満を感じているからです。
写真の様に、液タブというものは基本的に(OS搭載のものを除いて)パソコンと接続して使用します。
それに対しiPad ProはApple社が提供するiOS搭載のタブレットなので、いわばiPad Proそのものがパソコンみたいなものです。当然、Appleが提供するApp Storeにはデジタルイラストツール『CLIP STUDIO』も販売されています。
OSが搭載されているiPad Proは、パソコンの接続など必要なく、充電が底をつくまで自由にあらゆる場所・姿勢で絵を描くことができます。
iPad Pro最大の魅力がこの ”どこでも自由に絵が描ける” ことなのです。
ネットでレビューを見ていると、iPad Proに使えるApple Pencilの描き心地もかなり性能が上がっているそうで、Wacom以外のタブレットだったらiPad Pro一択!といった記事もよく見かけます。
つまりiPad Proは『絵を描く』という性能面で、タブレット業界大手のWacomに引けを取らないレベルまで来てるのです。ここに関しては「さすがApple」としか言いようがありません。
一人暮らしを始めたら、液タブで十分?
ただ、私がこれほど「いろんな場所で描けたらいいのになぁ・・・」と思うのは、実家に住んでいるからかもしれません。
どういうことかと言いますと、実家だと基本的に絵を描く時は私の自室です。で、当然私以外にも家族が住んでいるわけでして、そういった家族との交流をしながら絵を描きたい時が結構な頻度であるんですよ。
まさに今、「家族と甲子園を見ながら絵を描きたい」と思っています。
でも
液タブとパソコンを一緒に持って降りて
その2つの機器を置くスペースを確保して
コンセントを繋ぐ
となると、正直めんどくさいです。。。
つまり、実家だと家族との交流があるので、自室に籠らず絵を描きたいという場面が割と頻繁に起こるということなんです。
しかし私はもうすぐ実家を離れ、関東圏で1人暮らしを始めます。
その場合だと、実家の様に ”ある一定の空間で交流する” ということは皆無と言っていいでしょう。
さらに1人暮らしの場合、部屋自体そこまで広くないので、レイアウトを上手く工夫すれば ”机から離れる必要がほぼ無い環境” というのは、つくれる気がします。
机の上に座っていれば、
絵を描けるし
テレビも見れるし
ネットサーフィンもできるし
ご飯も食べれる
そんな環境をつくることができれば、多分私はほとんどの時間を机に座って過ごすことになるでしょう(笑)。
ただこれは住居内だけの話です。
もしかしたら、関東圏に行くことでめちゃくちゃアクティブになり、休みの日はほとんど外で過ごすことになるかもしれません。絵を描く友人が増えて、どこかのスペースで一緒に描くとか。
そうなった場合、絶対にiPad Proは必要になります。流石に外に出るのにわざわざパソコンと液タブを持っていくほどの気力はありません(笑)。
まとめ~『自室に籠る』が最強~
したがって、iPad Proを購入するかどうかは、一人暮らしを始める私の生活スタイルに委ねられます。
【現在】
実家にいるから、リビングとかで家族と交流しながら描きたい時がある。
↓
【未来】
部屋にこもる場合:基本的に一人なので机の上で液タブにかじりついていればOK。余計な出費もなし
外に出まくる場合:カフェとかでのんびり絵を描いたり、絵描き友達と一緒に描きまくると思うので、必然的にiPad Proが必要になる
という感じです。
目指す未来はとりあえず、『自室に籠る』一択ですね(笑)。
もともとそこまでアウトドア派ではないですし、人との交流はネットがあるので正直それで十分。
もしどうしても会いたい人ができればスカイプで話せますし、仮に外であっても、そこまで会いたい人だったら良い出会いになると思うので、プラスになります。
『絵を描く』って基本的に一人で行う作業なので、自分の時間をしっかり持てる環境が大事だと思います。
そのうえで、自分の作品やノウハウをネット上で積極的に発信しつつ交流を広めていき、会いたい人には会って色んな情報やスキルを入手する。こんなライフスタイルを目指そうと思います。
「せっかく田舎から都会に行くのに、そんなのでいいのかよ」とか言われそうですが、私はなるべく自分の時間を奪われたくない質なので、これでいいです(笑)。
今はとにかく、どんどん作品を世に出していって自分を知ってもらい、マネタイズすることに全力を挙げていきます。
一人暮らしになったら仕事で忙しくなるとは思いますが、会社はあくまで独立するためのスキルを学ぶ場として活用するので、目指す未来はフリーランスのイラストレーター・youtuberです。
このブログもそうですが、今はひたすら自分のスキルを磨きつつ、マネタイズをしていく時期。
頑張ります!
それでは今日はこのあたりで。最後まで読んでいただきありがとうございました。
高校2年で東京の某大手出版社に漫画を持ち込んだ話【めった打ちにされ、そこから学んだこと】
こんにちは、からぽんです。
今日は少し昔、「高校2年の時に大手漫画出版社に持ち込んだ」お話をさせていただきます。
結論から言いますと
「漫画家を目指すなら持ち込みは絶対行った方がいいけど、今の時代だったらブログやSNSで漫画投稿できるから、そっちの方が楽しく漫画を描けるかも」
ということです。
本記事の内容
ざっくり言いますと、先ほどの結論と同じように「持ち込みで経験したことは大きいけど、今だったらネットでいくらでも漫画を発信できるよね。その方が楽しいんじゃない?」ということをお話しする記事です。
今までだと、漫画家になるといったら
何か月も描けて作品を描く
↓
漫画出版社に投稿or持ち込む
↓
上手くいけば賞に応募される
↓
更に上手くいけば受賞して、担当がつく
↓
更に更に上手くいけば読み切りが掲載される
↓
更に更に更に上手くいけば読み切りが連載になる
↓
更に更に更に更に上手くいけば長期連載&アニメ化で大成功
という流れになります。
しかも上で挙げた流れは、すべて順風満帆に事が進んでいる状況です。まずそんなことはあり得ないので、悲しいですが圧倒的に挫折する人がほとんどだと思います。
ただ、今はネットが普及しているので、誰でも漫画家を名乗ることができます。漫画投稿アプリからプロになっている人も実際いますし、やり方は色々あります。
したがって今回の記事は、
- 出版社に持ち込んで体験したこと(ほぼボロクソに叩かれた)
- 持ち込んだことで得た気づき(ここが大事)
- 持ち込み以外にも、漫画家になる方法はある
という内容で話を進めていきたいと思います。
漫画やイラストを描く人全般に参考になる記事だと思いますので、ぜひご覧ください。
それでは私が実際に持ち込んだ経験を、つらつらとお話ししていきます。
持ち込んだ作品は、今見ると黒歴史レベル・・・
今から6年前、2013年の冬。当時私は高校2年生でした。
当時の私は、もともと通っていた県立高校を辞め通信制高校に通っていました。通信制はスクーリングと呼ばれる授業が週に2日あるだけなので、それ以外の日はすべて自由に使うことができました。
そして私はその自由な時間のほとんどを、絵の勉強や漫画制作に費やしていました。今の私と似たような状況です。
当時の私の夢は、『漫画家』でした。
もともと絵を描くのが大好きだったことに加え、当時読んでいた『バクマン。』という漫画家を目指す物語の作品に触発され、「漫画家になりたい!」と意気込んでいたのです。
そんな私は、高校2年生の1年間で3作品の漫画をつくりました。すべて完全アナログで、画材はすべて、貯めていたお年玉を崩して買いました。
若いだけあって成長も早く、作品を描くごとに画力や漫画の表現力が上がっているのを実感していました。
この3作品の内、実際に上京して持ち込んだのは1作品だけです。
自分のありったけの力を込めて描き上げた読み切り漫画。ページ数は41ページ。作品名は『死の福音書』。うわああああ恥ずかしいいいい!!!
作品名や表紙からも分かるように、ダークな雰囲気をまとった作品です。
題材は『能力戦争』。
簡単な設定をお話ししますと
世界中に突如、突然変異による超能力者が出現。
人知を超える能力を持った彼らは、大国に次々と大規模テロを起こしていく。その混乱の中、世界は超能力者率いる革命連合軍とかつての平和を取り戻そうとする国際連合軍の2勢力に分断される。
国際連合軍に所属する主人公の戦地はベトナム。そこで革命連合軍との激しい戦闘を繰り広げる最中、ある少女が空から落ちてくる。その少女は本来彼らの敵である超能力者。しかし彼女はこの戦争を終わらせるべく国際連合軍に加担する、いわば救世主であった。。。
みたいな(笑)。
なんちゅう設定だ。戦争を題材にすること自体なかなかハードルが高いというのに(読者の共感を得られにくい)、リアルな国名まで出していくあたり、大人の事情を知らない。まあ当時はロクに勉強していなかったので。。。
でも当時の私にとっては、神作品であったことには間違いありません。自分で描いたんですから、分かります。
いざ大手出版社へ持ち込み!編集者から受けたアドバイスという名の袋叩き
そして私は、この作品を大手出版社2社に持ち込んだのです。
結果は、、、惨敗。
ダメ出し&ダメ出しのオンパレードで、オブラートに包みながらも「駄作だ」と罵られまくったような感じでした。もう、耳をふさいで逃げたい気持ちでいっぱいでしたが、何とか良い情報を手に入れようと、編集者からの指摘をメモ帳に書いていました。
いくつか書き出してみます。
- 戦争というジャンルは、中高生向けの少年漫画でもOK
- ネーム2週間、原稿2週間、カラーは自分の作風に合ったものを(←おそらく、次に持ち込む際の作品制作の目安と思われる)
- 良いラストで終わらせられるとなお良し
- リアリティによりすぎているところが✕。もっとファンタジー向けにする
- 読み切りにオチは必要
- コメディとシリアスの配分(今読者が求めているのは、残酷なシリアスより女の子との絡みがあるようなコメディの方が多い)
う~ん、なかなか的確なアドバイス。当時は泣くのを堪えながらメモしていたのを覚えています(笑)。
ちなみにこちらが、当時書いたメモです。
かなり殴り書きしてる(笑)。
キャラクター性については、めちゃくちゃ難しいですね。
確かに、読者に覚えてもらいやすいキャラをつくるのは大切なことですが、じゃあ簡単に生み出せるかといったら、絶対に「ノー」です。
現在描いている二次創作漫画の主人公も、どこかで見たことのあるようなビジュアルです。キャラの創造性については、まだまだ実力不足です。
そして私が読み切り漫画を描くうえで最も苦手とするのが「オチ」です。
私は物語を考える時、どうしても連載する体で話を進めてしまうんですよね。だから読み切り用に綺麗な1話完結型に収められないんです。どうしても続きを匂わせるようなラストになってしまう。
この作品もそうです。
主人公のピンチにヒロインが駆け付け、なんとか場を治める。戦争自体は終わっていないし、これからどうなるかもまったく不透明。そんな終わり方をしています。
これでは読み切りとしてはダメダメですよね。きちんと話を終わらせていないんですから。
未だにこの「1話完結型」の話をつくるのが大の苦手です。今までネームを練ってきた作品ほぼすべてが、連載作品レベルの量でしたから。
持ち込みから得られたこと
基本的にボロクソに叩かれた私でしたが、持ち込みをしたことで得られたものも大きかったです。
まず「既存ルート(出版社経由)で漫画家になるのは無理ゲー」ということ。
持ち込んだ後、「よし、頑張って受験勉強に励もう」と決心しました(笑)。読者に理解してもらう以前に、編集者に認めてもらうことに無理ゲーを感じました。
次に「持ち込みより投稿の方が有利かも」ということ。
これは、実際に持ち込みをして思ったことなのですが、持ち込むと実際に対面する編集者1人にしか作品を読んでもらえません。
そして、どんな人に読んでもらうかは全くの運。自分の感性に合う人が読めば高評価を得られるかもしれないし、全然合わない人に読んでもらったらボロクソにされるかもしれません。
持ち込みって交通費もかかるし担当者との運もあるから、辛いしバクチ要素多いんですよね。
一方で投稿は、出版社が主催しているマンガ大賞なるものに郵送で応募するものなので、基本的に編集者の何人かには目を通してもらえるそうです。
するともしかしたら、5人の内1人だけでも「おっ?この作品はなかなか・・・」と思わせることができたら、それってもう勝ちじゃないですか。
賞にはあぶれてもその人が個人的に連絡をくれる可能性だってあります。一人に見せるより複数に見せた方が、自分の感性に合う人に見つかる可能性が高くなるということです。
わざわざ高い交通費を払って東京に行き、対面でボロクソに言われるよりは、郵送代で済むし直接ボロクソに言われて萎えることもありません(笑)。
とは言いつつも、実際に面と向かってアドバイスを受ける方が、得られる情報は多いと思います。
だから、一度は持ち込んで実際に生の反応を見るのもいいと思います。2回目以降は投稿してみるとか。
あとは「編集者にいちいち見せてから連載を勝ち取るのって無理ゲーすぎるから、ブログかなんかで作品を発信しちゃえばいいんじゃない?」という気づき。
結局ブログをつくったのは、そう気づいてから6年後になるわけですが(笑)。
ブログは自分で管理するものなので基本的に発信は自由です。だから、多くの人に自分の作品を知ってもらうにはもってこいの環境なんですよね。自分の好きな作品を、好きなように発信できるって、素晴らしいです。
まあ、全然アップできていないんですけどね。。。下描きはちょくちょくアップしているのですが。漫画を描くって大変!
まとめ
私としては、『インターネットに好きなように漫画を発信するのが最強』ということです。
実際に出版社に漫画を持ち込むことで学ぶことは多かったです。
やはり実際にプロの編集者から受けるアドバイスは、相当な刺激になります。今の自分のレベルを知りたいのであれば、プロからの指摘は参考になると思いますよ。
私にとっては「漫画家になるには既存のやり方は難しすぎる。ネットを使えばいいじゃん」という大きな気付きがありました。これが今のブログに繋がっていると言っても過言ではありません。
実際にこのブログの最初の方は、1記事に1コマ漫画を載せていましたから。
ネットが普及した今、出版社を通して漫画家になることにこだわる必要はないと思います。漫画投稿アプリやブログ、SNSを通じて自分の作品を発信するだけで漫画家と同じようなものですし、上手くマネタイズしていけば普通に稼げると思います。
何より、頑張って継続し続ければ、多くの人に自分の作品を知ってもらえる可能性があります。それにもしかしたら、出版社の人に目をつけられてスカウトなんてことも考えられますし、ネットを使わない手はないです。
私も(自称)漫画家・イラストレーターとして、これからも日々作品の創作に全力を挙げていきます。
みなさんも、どんどん描いてどんどん発信していきましょう。あなたが今から作品を描けば、それだけであなたはもう立派なクリエイターです。
それでは今日はこのあたりで。ありがとうございました!
『風鈴イラスト』、ペン入れ開始しました。
こんばんは、からぽんです。
最近描くものが多すぎて、描いても描いても次のイラストが待っているという天国のような日々を過ごしています(笑)。
今回お見せする風鈴イラスト以外にも、
- 就活イラスト(アナログ絵をデジタル絵に描き直す)(全13枚)
- 二次創作漫画『所恵美に吸われたい!』(現在約30ページまで進行中)
- その他恵美イラスト(気まぐれで描いたやつ)
- あまり大きな声では言えないような漫画///(全6ページ)
枚数だけで見ると、全部で約60枚くらい。まあ、二次創作漫画がほとんどを占めているわけですが(笑)。しかもまだ話の途中までしか描いていないので、これから更にページ数は増えます。素晴らしいですね。
描くものが溜まっている状態なのに、どんどん新しいイラストを描き始めるから、「描くものがない」という状態にならないんですよね。
ずっと描くものがある、なんて素晴らしいんでしょう。
このまま超有名イラストレーターに登りつめるしかない!
さて、そんな妄想を抱いている底辺イラストレーターの私が現在描いているイラストの1つがこちら。
人生で初めて買った風鈴の涼しげな音色に驚くほど感激したので、その感動をイラストに落とし込もうと描き始めたものです。だから『風鈴イラスト』なのです。
肝心の風鈴が画面左上にちょろっとあるだけですが、夏全体の雰囲気を出したかったので、こういった構図になりました。
私にしては珍しく、背景もしっかり描き込む予定です。頑張ってパース定規を使って、半分くらい理解しながら背景を描いてます(笑)。下手だから障子の木枠とかバランスがめちゃくちゃ。パースってやっぱり難しい・・・。
で、とりあえず人物のペン入れはほぼ終わりました。
こちらはみんな大好き、アイドルマスターの所恵美さん。私の担当アイドルです。
彼女は普段髪を下ろしているのですが、今回のイラストでは『夏の涼しさ』を表現するために、髪を後ろで束ねさせていただきました。非常にお似合いです。
女の子って、普段の髪形と違うとまた違った可愛さが出てたまらんですよね。この恵美とか、すこすこのすこです(大好きということです)。
一枚イラストで描くのは久々になる男。いつも女の子ばかり描いているので、新鮮です。
で、このキャラのモデルは私です。恵美の担当プロデューサーなので、彼女と一緒に風鈴の音色を聴くのは当たり前ですよね(暴論)。
ただ実際の私はこんな整った顔立ちじゃないし、恵美も傍にいません(悲)。
寝ている人物はほとんど描いたことがなかったので、ポーズは資料を見ながら描きました。ネットってノウハウの宝庫なので、本当に便利です。
液タブ + デジタルに環境を変えてから約4ヶ月が経ちますが、ペン入れ作業にはかなり慣れましたね。
人物1人描き上げるのにも前ほど時間がかからなくなった気がします。こう、パパッと描き上げる感じに。
それもそのはず。液タブを購入してから今日まで約4か月間、就活時の2、3日を除いてほぼ毎日イラストを描いていたわけですから。そりゃ慣れますわ。
液タブは画面に直接描く感覚なので、アナログからの乗り換え時にまったく抵抗がなかったのが非常に大きかったです。これがもし板タブだったら・・・板タブ自体に慣れるのに4ヶ月かかっていたかも・・・。
液タブを購入して劇的に絵を描くモチベが上がったのも事実で、とにかく(自分の中での)高クオリティなイラストがいっぱい描けるし、色鉛筆と違ってカラーがしっかりと写るので、単純にカラーイラストを評価してくれる人が増えたのが大きかったです。
7,8万円しましたが、液タブ購入は大正解でした。控えめに言って人生が変わりました(笑)。
このブログもそうですが(現在毎日更新116日目)、何事も毎日続けることで習慣化され、成長しますね。
私のイラストは神絵師さんと比べればまだまだですが、追い付け追い越せの気持ちで日々精進します!
それでは今日はこのあたりで。ありがとうございました!
カラーイラストが出来るまでの過程を、すべてお見せします。
こんにちは、からぽんです。
今日はこの間描いた『めぐみきイラスト』の制作過程をお見せします。
プラスαで、ペン入れやカラーの上達法についてもお話しします。
具体的には、
- ラフ
- 下描き
- ペン入れ
- カラー
- 仕上げ
の順に、お話していきます。
どのようにイラストが出来上がっていくのか分かるように、しっかりポイントを抑えて話していきますので、どうぞ最後までお付き合い下さい( ̄- ̄)ゞー
『めぐみき』って何?
まず基本的情報としてまず、『めぐみき』とは何なのか、簡単にご説明しておきます。
どういったキャラを描いたか分かった上で制作の流れを見た方が、頭に入りやすいと思うので、、、
『めぐみき』とは、大人気作品アイドルマスターに登場するキャラクター2人の名前を組み合わせたカップリング名称です。
アイマス界隈では、キャラ同士でのイチャコラを妄想する『カップリング』という行為が、至る所で行われています(自分調べ)。
ちなみに私が好きなカップリングは、
...etc
というように、キャラが多いアイマスは無限大にカップリング妄想をすることができます。
今回書いたイラストは『めぐみき』なので、所恵美と星井美希のカップリングイラストということです。
それでは所恵美と星井美希、それぞれのキャラについて簡単に紹介します。
【所恵美】
今どきの女の子って感じ。ギャル系?ともとれる。
明るく元気で人のために尽くすことをいとわない仲間想いな性格。その反面、自分のことを後回しにする場面も見られ、放っておけない存在。『守ってあげたい女の子ランキング』にて堂々の1位を獲得している(自分調べ)。
【星井美希】
言わずと知れたアイマス界のカリスマ的アイドル。
ビジュアルでは他を全く寄せ付けないほどの圧倒的なオーラを纏っており、全員かわいいアイマスの中でも群を抜いてかわいい。性格もかわいく甘え上手な一方、自分の仕事に誇りを持っているしっかりした面もある。よく寝るから色々とよく育っている。
さて、キャラクターについて少し知っていただいた所で、いよいよ制作過程に入っていきます。
ラフ
ラフ画です。キャラの全身を簡単に描きます。
この段階では服や表情など細かい部分は一切描かず、全体的に「どういったイラストを描くか」が分かる程度に、大まかなポーズやバランスなどを決めます。
使っているツールは『鉛筆』で、レイヤーカラーをそれぞれのキャラごとに、青色と赤色にしています。下描きでも同様に、キャラごとに色分けしています。
まず、なぜ青色と赤色の線にしているかについて。
それは、黒の線でペン入れをする時「どこを描いているか」分かりやすくするためです。(黒色の下描き線に黒色でペン入れをしたら、どこを描いたか分かりにくいですよね。そういうことです。)
次に、なぜキャラごとに線の色を分けているかについて。
それは、キャラ同士で重なる部分(このイラストだと真ん中あたりの髪の毛とか)を見分けやすくするためです。複数のキャラを描く時は、必ずキャラごとに線の色を分けて、どのキャラが何色か分かりやすくしています。このひと工夫をするだけで、ペン入れの効率がグンと上がります。
下描き
下描きです。
私は下描きの段階でしっかりと細部まで描き込みます。時間はかかりますが、下描きの完成度が高いと、その分ペン入れが非常に楽になります。
先ほど描いたラフ画をもとに、どんどん肉付けをしていきます。
こんな感じに、ラフ画をベースに描いていきます。
私が描く順番は
前髪 → 輪郭 → 髪全体 → 体全体 → 服 → 顔のパーツ → 背景
です。
描く順番に関しては、人それぞれで違うと思うので、あくまで一例として見てください。数をこなしつつ、自分が描きやすい順番を見つけていきましょう。
レイヤー分けについてですが、私は細かく分けている方だと思います。
大きなレイヤー分けは以下の通り。(『』はフォルダ、「」はレイヤーです。)
『恵美』<「髪」「輪郭」「表情」「水着」
『美希』<「髪」「輪郭」「表情」「水着」
『花』
こんな感じに分けています。細かく分ける理由としては、髪や目など、パーツごとに調整がしやすいからです。
もし髪と目を同じレイヤーに描いていると、描き終わった後に「目もう少し大きくしたい」と思っても、目の上に被さっている髪まで一緒に大きくなってしまいます。
そういった事態を避けるために、レイヤーを細かく分けるようにしています。
ペン入れ
下描きが完成したら、ペン入れをしていきます。
使っているツールは『丸ペン』です。細く綺麗な線が引けるので重宝しています。
先ほど描いた下描きをなぞるように、ペン入れをしていきます。
髪の毛や水着、顔のパーツは細めの線で描き、身体の線だけ少し太めにして描いています。身体のラインは線に強弱をつけることで、身体の柔らかい質感を表現しています。
線が綺麗に引けるようになるコツとしては、「なるべく一本の線で描く」と意識することです。理由としては、一本で描いた方が無駄な力が入らずシュッとした綺麗な線が引けるからです。
デジタルはキャンバスのサイズを縮小できるので、髪の毛などの長い曲線はイラスト全体を小さくして、線の長さを短くすれば簡単に一本で描くことができます。
アナログだと・・・難しいですよね。。。私もアナログ時代は何回も短い線をつなぐようにして髪の毛を描いていました。一時期は雲形定規とか使って描いたりしてましたね。懐かしい。
ちなみにペン入れのレイヤー分けも、下描きの時と同じ分け方をしています。
カラー
イラスト全体の完成度を左右するカラー。それ故に、最も時間をかける作業です。
描く順番は
『肌』→『髪』→『目』→『水着』→『花』
です。
カラーは元々めちゃくちゃ苦手だったのですが、描く回数を重ねるたびにどんどん上達してきているのを実感します。特に、髪の毛の塗り方は常に試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの表現方法を極めています。
カラーが上達する一番の近道は、『本やネットで描き方のノウハウを調べて実践する』。これに尽きると思います。
ネットが当たり前のこのご時世、検索すればプロレベルのノウハウを公開しているサイトはいっぱいあります。そういったサイトを手本にイラストを描いてみると、格段にレベルが上がると思います。
実際に私は、格段にカラーのレベルが上がりました。
参考程度に、こんな感じにレベルアップしました。
サイトを見ながら実践することで、今まで意識しなかった細かい塗り方や、レイヤーの使い方、筆の使い方など様々な高レベルのノウハウを学びながら、自分のものにすることができます。
もっと情報が欲しい人は、本屋やamazonなどでイラストの描き方関連の書籍を探して購入するのもアリです。デジタルソフトのクリスタ(CLIP STUDIO)やプロのイラストレーター監修の本など、多くの書籍が出ているので、一冊持って日々眺めるだけでも、相当なノウハウが手に入ると思います。
更にもう一段階上を目指すなら、上記の実践をしたうえで『できないところを見つけ、試行錯誤しつつ改善していく』ことを目指してください。
飽くなき向上心は、必ず将来に役立つと思います。
私の場合は、なかなか髪の毛のツヤが上手く表現できず、いつも試行錯誤しています。その結果つい最近になって、大きなツヤ以外にも髪の毛全体に細い線でツヤを入れることで、髪の毛の質感がアップすることを発見しました。
他にも、髪の毛の影を描く際、一回目の影を描いた後にさらに『濃い影』のレイヤーをつくり、『乗算』モードで塗り重ねていくともっと髪の毛の質感が増すことも発見しました。
こういった自分なりの気付きは、絵を描くとき常に「どうすればもっと上手く描けるか」考えながら取り組んだ結果たどり着いたものです。
こうした日頃の意識が、更なる技術の向上につながります。今すぐ技術が上がらなくても、「どうすればもっと上手くなるか、自分なりの表現ができるか」考え続け、いっぱい練習を重ねてください。
今めちゃくちゃ上手いと思っているあの絵師さんも、最初は下手だったのです。大事なのは、「上手くなってやる!」という向上心と「楽しむ」こと。
仕上げ
キャラと背景が描けたら、最後に仕上げをします。
今回のイラストでは簡単に、背景にハートを散りばめ前面にホワホワした効果を加えました。こうした背景や効果は、クリスタの素材から引っ張ってきています。
デジタルだとこうした一工夫も簡単にできるので、アナログに比べイラスト全体のレベルが上がりやすいです。
楽に使えるものは積極的に使っていきましょう。
おわりに
今日は『めぐみきイラスト』の制作の流れと、各段階の上達のコツなどについてお話ししました。
改めて全過程の流れを見てみると、「イラスト一枚描くのにかかる労力ってすごいなぁ」と思います。
パッと見るだけだと10秒くらいで終わるようなイラストでも、そのイラストが完成するまでには、非常に多くの時間と労力を注いでいるわけです。
イラストを描いている皆さん、本当に凄いと思います。
私も日々の成長を噛みしめつつ、さらなる向上を目指してお絵描きを楽しんでいきます!
それでは今日はこのあたりで。ありがとうございました!!