大学4年生からのブログチャレンジ

大学4年生からのブログチャレンジ

人生のどん底に陥った私を救ってくれるのは、いつもイラストでした。

【元ニートが、本音をぶちまけます】就活ってやっぱり、おかしくない?

移転しました。

f:id:Syo031:20190726013935p:image

 

こんばんは、からぽんです。

 

よく、この最初のあいさつの後に「ニートです」って付け加えてたのですが、今後その文言を書く必要はなくなりそうです。

 

なぜなら、ニートじゃなくなるから。

 

正確に言うと、

地方ニートが東京で就活をした結果、無事内定をいただき晴れて正社員として働けるようになった

ということです。

 

昨日に内定通知をいただき、今日になってようやく頭と気持ちが少し落ち着いてきました。

 

今日は、既卒での就活が終わった今、「就活」そのものについて思ったことを、率直に書いていこうと思います。

 

具体的には

 

  • 既卒での就活の感想
  • 既卒と新卒の比較(実体験をもとに)
  • 新卒就活のヤバさ
  • 就活は、もっと多様であるべき

 

以上のような内容について、お話していきます。

最初に言っておきますが、この記事は1万文字以上あります。何回かに分けてしっかり読んでいただくことをオススメします。

じゃないと頭爆発しちゃう(笑)。

 

それでは、ごゆっくりお読みください。  

 

既卒での就活を終えて

 

f:id:Syo031:20190725192254j:image

 

既卒での就活は、本格的に始めてから、たった2週間で終わりを迎えました。

多分、他の既卒の方に比べ少し早いくらいだと思います。

 

エージェントの方が、平均は内定獲得まで1か月程度だと言っていたので。ただ、早い人だと3日ほどで決まる人もいるそうです。

 

まあ、就活はスピード勝負ではないので、早かろうが遅かろうが、自分に合った仕事を見つけるのが一番大事です。

 

2週間で就活を終えて、最初に思ったことは

「新卒での苦労は何だったんだ」

という、疑念や怒り、飽きれといった気持ちです。

 

まあ言ってしまえば、「新卒での就活って、あそこまで頑張る必要あったのかな?」という気持ちです。

これについては、後の『既卒と新卒の比較』でお話しします。

 

あとはやはり、嬉しかったですね。

新卒の終活で失敗した経験があるので、就活そのものに非常に嫌な気持ちを抱いていました。

そのため、内定通知を貰った時は、まあガッツポーズしまくりでしたね(笑)。新卒の失敗がようやく報われた!という気持ちでした。

本当に、夢のような感じでしたね。

 

それともうひとつ。

それは、いろんな人への感謝の気持ちです。

 

家族、友人、エージェントさん、ブログやTwitterを通して応援してくれた人たち

 

この2週間の就活期間に、これだけ多くの人から応援の言葉をいただきました。本当に嬉しかったし、就活へのモチベーションも上がりました。

中には、応援イラストまで描いてくださった方もいて、そのイラストをいただいた時は本当に嬉しくて嬉しくて、思わずポロッと涙が出てしまいました。

ちょっと載せさせていただきますね。本当に嬉しかったので。

 

f:id:Syo031:20190725192321j:image

紫季(@Id_1918)さんから頂いたイラスト。応援してくれてる気持ちが物凄く伝わってきました!恵美かわいい。

 

f:id:Syo031:20190725192337j:image

オワテン(@Owa_TendouMaya)さんから頂いたイラスト。カラーまで塗ってくれて、本当に勇気をもらいました。恵美かわいい。

 

やっぱイラストっていいね!

イラストが大好きでよかったと、本当に思いました。人とのつながりって素敵です。

 

というように、就活が終わった後の感想は、

  • 新卒就活への疑念
  • 内定を勝ち取ったことへの喜び
  • 支えてくれた人への感謝の気持ち

です。

 

 

既卒と新卒の比較(実体験をもとに)

f:id:Syo031:20190725193542j:image

 

私はこの一年間で、「新卒」と「既卒」両方の就活を経験しました。

 

どちらも、「就活」という大きな括りでは同じことのように見えますが、実態は全く異なるものだと、私は感じました。

その違いについて、私の実体験をもとにお話ししていこうと思います。

 

では、新卒と既卒の違いを、今思いつく限り挙げてみます。

 

  1. 求人情報の集め方
  2. 書類(職務経歴書の有無、手書きか否か)
  3. 就活ルール
  4. 面接のスタイル
  5. 質問のクオリティ
  6. 求められるスキル

 

こんなもんですかね。

細かい違いはもっとあるのですが、大きくみるとこれくらい違いがあるかなと思います。

では、それぞれの違いについて、詳しく見ていきます。

 

就活のやり方は、おそらく人それぞれによって変わってくると思います。

しかし私の場合、新卒と既卒では、求人情報の取得から対策、選考まで何もかもが違いました。

 

f:id:Syo031:20190726010107j:image

 

まず、

 

1. 求人情報の集め方

新卒リクナビマイナビといった大手就職支援サイトが開催する合同企業説明会(以下:合説)へ行き、そこからナビを通して選考へ参加していく。

 

既卒ハローワーク、転職・就職エージェント、転職サイト、派遣サイトなど様々。合説には行かず、それぞれの支援機関から出される求人に応募していく。

 

2. 書類(職務経歴書の有無、手書きか否か)

新卒:基本的に手書き。キャリアセンターに出す添削用の履歴書も手書き。とあるセミナーでは、「PCでは熱意が伝わらない。手書きは熱意が文字に凝縮されるから受かりやすい」みたいな話をする始末。就活生には手書きを強要する一方、企業からの選考結果の通知は一斉送信メール。ふざけんな。

 

既卒:すべてPCで作成。ひな形は大手ナビサイトのHPから拝借。過去の経験を重視するため、職務経歴書も書く。そちらもPC。

 

3. 就活ルール

新卒:女性の就活用メイク講座、入室時のノックは3回、椅子の左(右? 忘れた)側に立つ、最初のお辞儀は15度、最後のお辞儀は45度、など非常に細かい就活ルールを叩き込まれる。正直言って意味が分からないし、そんなことで合否が決まるのなら日本の企業は人型ロボットを導入した方がいい。

 

既卒:新卒のような細かいルールは無し。言葉遣いやあいさつなど、必要最低限の所作ができれば良し。ルールより大事なのは、自分の伝えたいことをしっかり出すこと。

 

4. 面接のスタイル

新卒:グループディスカッションは新卒ならでは。他にも、一次・二次・三次・・・と選考過程が非常に多いのも特徴的。あと大体の面接が面接官が複数。最終まで行くと7対1なんてことも。雰囲気が非常に堅い。一瞬も気を抜けないし、笑顔を絶やさず続けなければいけない。もはや苦行。

 

既卒:基本的に多くても選考回数は2回。面接回数が1回の企業も多い。面接官との1対1で、和やかな雰囲気で行われる。重視するのは、過去の経歴や人柄。新卒のような目の見えないポテンシャル採用ではない。よって、選考基準も明確でわかりやすい。

 

5. 質問のクオリティ

新卒:志望動機や自己PR、ガクチカ(「学生時代に力を入れたこと」の略。寒気がする)など、すでに履歴書に書いてることをもう一度聞いてくる。読めば分かることに時間を使う意味が分からない。他にも、「あなたを動物に例えるなら?」「弊社までどのように来ましたか?」「働くとは?」みたいな見当違いな珍質問が多数。

 

既卒:過去の経歴の深掘り、持っているスキルなど、形として見えるものを中心に質問してくる。非常に明確で、答えやすい。

 

6. 求められるスキル

新卒特になし。強いて言うならやる気と体力。とにかくその会社で身を粉にして働く気があるかどうか、それだけ。

 

既卒過去の実績。ない場合は人間性や、徹底した職務内容とのすり合わせによる適応力の有無など。

 

 

以上、新卒と既卒の違いでした。

基本的に新卒サゲ、既卒アゲの評価です。実際経験したうえで、このように評価しました。

 

 

新卒就活のヤバさ

 

f:id:Syo031:20190725193857j:image

 

ここまで、新卒と既卒の就活には違いがあることを話してきました。

そしてその違いから見えてきたことは、「新卒就活はやっぱり色々とおかしいしヤバイ」ということです。

 

何がヤバいのか?

全てです。

 

新卒一括採用というシステム自体がヤバいと思うのです。

ここからはそのヤバさについて、お話していきます。

 

項目ごとに分けると

 

  1. 定められた期間
  2. 嘘が蔓延している環境
  3. 日本特有の横並び意識
  4. 企業と就活生との関係性
  5. 細かすぎるルール
  6. 失敗は許されない

 

これだけあります。

ゆっくりじっくり、読んでいってくださいね。

 

1. 定められた期間

 

f:id:Syo031:20190726010345j:image

 

新卒という期間は、有限です。それも果てしなく短い。

大学4年生になったら一斉にエントリーが始まり、経団連が定めたスケジュールをガン無視した企業の選考が、嵐のように襲い掛かってきます。

 

あらゆる企業がES(エントリーシート)や履歴書の〆切日を設けるので、毎日毎日ひたすら手書きで書類制作に取り組みました。

 

応募する企業の枚数分の履歴書・証明写真の用意が結構ネックです。

というのも、手書きの履歴書は一文字でも間違えるとすべてイチからやり直しなので、その度新しい履歴書を用意しなければいけないのです。先に写真を貼ってしまった場合なんて、もう最悪ですね。。。

 

しかも書く内容は志望理由以外ほぼ同じ。本当に非生産的な取り組みです。

 

こういったプレッシャーやストレスに耐えながら、書類制作や面接対策、バスや電車のチェック、遠方の場合はホテルや新幹線、夜行バスの予約もしなければいけないのです。

 

人によってはこれが1年続きます。耐えられませんよね。

でもこれが新卒での就活です。

1年を超えたら、もうその瞬間から新卒ブランドは完全に消え、一気に新卒市場から見られる価値は低下します。

だから、この1年という期間は生きた心地がしませんでした。

 

2. 嘘が蔓延している環境

 

f:id:Syo031:20190726010626p:image

 

新卒での就活を経験した方なら、誰もが一度は嘘をついたことがあるのではないでしょうか。私は嘘をつきました。

 

なぜなら、そうして自分をデキる人間風に盛らないと、選考で不利になるからです。受かるためには、嘘をついて「良い人間」を演じなければならないのです。

 

素の自分を見せたら間違いなく落ちます。

だって本音の志望理由なんて「たくさんお金が欲しいから。いっぱい休めるから」みたいなものばっかりですもの。

そんな学生、どの企業もとりたくないでしょう。

 

それと、学生だけではなく企業も嘘をついてます。

合説や説明会で話した内容とは全く違う社風、給与、勤務先、業務内容なんて話はよく耳にしますよね。

 

そういった先輩方が痛感した情報がネット上にゴロゴロしているので、その情報を見た我々就活生は、「自分たちも欺いてやろう」と企むわけです。相手がやっているのなら、こちらもやっていいと。

 

もう、本当にバカみたいな話ですよ。こんなことしてるから、その就活生が持つ素晴らしい才能を活かせず、新入社員がどんどん辞めていき、生産性も低下していくんですよ。

やってることが全く生産的でない。

 

3. 日本特有の横並び意識

 

f:id:Syo031:20190726010903j:image

 

日本はその時代・文化的背景から、長らく集団主義に重きを置いてきたそうです。

対して欧州は個人主義。子供の独立も早かったりします。

 

集団主義を重んじる日本の意識は、就活にも見られます。

それが顕著に表れるのが、「みんな一緒」という横並び意識。

 

みんな真っ黒なスーツに身を包み、髪色を真っ黒に染め、髪の長さや髪型も瓜二つ、同じ顔つきで企業情報が出てるスクリーンや採用担当者を凝視し、嘘が盛り込まれた話に頷き、メモを取る。

特に多くの就活生と企業が集う合説は、こういった異様な光景で埋め尽くされています。

本当に、みんな同じに見えます。映画『アイロボット』を思い出すほどの恐怖です。当時の私は、そういった嫌悪感を抱きつつも、その中の一人でいました。

 

また、合説以外にも横並びを意識する機会はあります。

 

それは、面接。

面接官が尋ねるありきたりな質問に、みんな似たような答えを返します。そこに気持ちはあまりない。あるのは小手先の面接突破テクニック。至って真面目に、淡々と答える。ロボットの様に。

 

ここで、少し奇をてらった答えを返すと、まあ微妙な雰囲気になります。それが面接官の感性に合えば逆にチャンスになるかもしれませんが、あまり期待はできません。

自分の正直な気持ちを言ったり、ぐいぐいと意見を述べすぎると「こいつは会社の言うことに従順に従いそうにないな」と思われやすく、はじかれる可能性が出てきます。

 

周りから浮きすぎると、ダメなんです。

あくまで企業の求めてる「従順な人間」でなければいけないのです。たとえ言っていることが正しくても、会社のビジョンと違えば、当然はじかれます。

 

周りの就活生からも煙たがれます。「出る杭は叩く」というやつですね。

 

「あなたの個性を見せてください」と言ってくるくせに、求める格好はスーツで黒髪、似たような人間なんです。で、個性を出して浮いた就活生を叩く。矛盾しまくりですよね。

 

4. 企業と就活生との関係

 

 

 

これは、本当に個人的に思ったことです。

企業側と就活生側との間には、少なからず上下関係が存在していると、当時就活をしていた私は感じていました。

 

その関係性は

就活生 < 企業

で表されます。

 

つまり、「企業側の立場が就活生より上」という前提条件のもと、就活は行われているのです。

 

だから、就活生は下手に出るしかない。面接官の顔色を窺いつつ、気に入られそうな人物を演じているのです。

合否の決定権は企業側が持っているので、この時点で上下関係がはっきり出ます。

 

そして最悪なのが、その立場を利用して様々なハラスメントを企業側の人間が仕掛けてくることです。

 

  • 昔からある圧迫面接
  • 学生を囲い込むために、他社への選考を取り下げ就活を終えるよう促す「オワハラ」
  • 女性の就活生に性的な嫌がらせをする「セクハラ」

 

など、採用する立場を利用した悪質な行為が横行しているそうです。

 

圧迫面接は、私も一度経験したことがあります。

その時は非常に天気が悪く、大雨の中頑張って面接会場のあるホテルまで行きました。しかし、待合室についても一向に面接が始まる気配がない。

どうやら悪天候のため交通機関が遅れているらしく、そのために面接官が到着していないということ。

待つこと30分くらい。ようやく面接が始まりました。

 

意気込んで部屋に入り、いつものように自己紹介をして椅子に座り、志望理由を話し始めた時です。

話してる途中でいきなり質問されました。確か、「それはウチでやる意味あるの?」みたいなものだった気がします。

かなり高圧的で、眉をひそめペンでこちらを指しながら聞いてきたので、びっくりしました。

 

でも気を落ち着けて、企業の事業内容と自分の特性を照らし合わせながら答えていきました。

が、その途中でまたもや横やりが。ここからはあまり覚えてませんが、急に話を変えられることが多かったです。

こちらの話を最後まで聞かず、ずいずいと高圧的に畳みかけて質問してくる。

途中で「あ、圧迫だ、コレ」と気づきました。

 

もともと、興味のない企業だったので、そこからは私も流し気味で対応しました。するとその態度が気に入らないのか、面接官の機嫌がどんどん悪くなっていきます。

遂には、私の受け答えに難癖をつけ始めました。やる気が見られないとか、生意気な奴はうまくいかないとか、色々言ってましたが、まあ滑稽でした。

 

一応口では「すみません」と言いつつ、内心は「遅刻した自分を棚に上げ、初めて会った年下に高圧的な態度をとる、お前みたいな輩が生きてるんだから、大丈夫だろ」とか思ってました(笑)。

結局その企業の面接は落ちましたが、落ちてよかったです。あんな人間がいる企業で働きたくはありませんでしたから。

 

しかし、新卒において就活生は本当に無力です。面接官のさじ加減一つで、運命を決められてしまいます。

 

もっとオープンで、対等な関係で人を判断してほしいものです。

その方が、その人の本性が分かりやすいと思いますし、就活生側も無駄に消耗することなく、楽しく就活ができると思うのですがね。

無理なのかな。

 

5. 細かすぎるルール

これはうなずいてくれる方が多いのではないでしょうか。

とにかく日本の就活は、細かいルールにギチギチに縛られています。これはおそらく、礼儀や相手の気持ち重んじる、日本人の「和の心」みたいなものから、派生しているのではないでしょうか。

 

どんなルールがあるかと言いますと、例えば

 

  • 合説だろうが座談会だろうが会社説明会だろうが面接だろうが、すべてスーツで行くべし
  • 夏だろうがスーツで臨むべし
  • 私服でお越しください(常識人ならスーツで来るよね?)
  • 指定がない場合、履歴書は手書きにするべし
  • 髪の色は黒にすべし
  • 髪は短く、清潔感の出るような格好にすべし
  • 入室時のノックは3回にすべし
  • 面接官に「座っていいですよ」と言われるまで立っておくべし

 

・・・・・・

 

まだありますが、これくらいにしておきます。キリがない(笑)。

 

これだけルールに縛られているうえ、さらに質が悪いのは、暗黙のルールとして蔓延っていることです。

 

上で挙げた中でも特に「スーツの着用」については、本当にやっかいなものです。

私服で来ていいと書いてあるから私服で行ったら、周りの9割はスーツだった。みたいな体験談をよく耳にします。

 

学生側は、私服で来ていいと言われてもどんな服がふさわしいのか判断できず、結局スーツで来てしまうのです。

あと、「みんなスーツを着てるから」自分もスーツを着るという、横並び意識。出る杭は打たれるから、目立ってはいけない。

そんな同調圧力が、やはり就活生を悩ませているのです。

 

6. 失敗は許されない

とどめにコレ。

新卒ブランドを最大限に活かして就活を乗り越えるには、失敗は許されません。

 

もちろん、一発で内定を勝ち取るのは現実的ではないので、無い内定」という最終的な失敗は許されないということです。

 

新卒で内定を貰えないまま卒業してしまうと、待っている道はニートです。まず誰もがニートになるでしょう。その期間は人によって違います。

 

  • 失敗した事実から立ち直れず、また支援するような取り組みも少ないため、何年も引き籠ってしまう人
  • 卒業後、バイトで食いつなぐ人
  • 既卒で就活を再開する人
  • 海外へ行く人
  • 旅に出る人
  • フリーランスになる人
  • 自殺する人

 

新卒を逃した後に歩む道は、人それぞれです。

 

そこから、就活時に味わった屈辱や絶望などから大逆転する人も大勢います。しかし、その結果を出すにはひたむきな努力が必要になります。

 

こうした新卒で失敗した「普通から外れた人」に、世間や社会はとてつもなく冷たいです。ニートに対しては、悪いイメージしか抱いていないと思います。

そのせいで、「働かないクズ野郎」のレッテルを貼られ、余計に社会から孤立していく人が後を絶えないのだと思います。

 

働けない環境に陥ってしまった人の過去も知らず、勝手に叩いて再起不能になるまで陥れるのです。そして、働いている自分は偉いと威張る。下を見てあざ笑い、見下し、自分の権威を主張する。

 

おそらくそういったことをする人たちにも、心に余裕がないのだと思います。

 

ただでさえ経済成長が低下している日本。さらには増大する国家予算や国債増税など国自体が経済的に余裕がありません。

自殺や殺人、事故や不祥事といった悪いニュースばかりを目にする日々、多分みんな疲れてるのだと思います。

 

だから他人に、異端者に厳しく当たる。そのせいで社会復帰できない人がさらに増える。労働人口が減り続ける。生産性が落ち続ける。お金が回らなくなる。といった、負のスパイラルがすでに出来上がっている気がします。

 

国全体の問題なので、簡単に変わることはないでしょう。

 

いずれにせよ、新卒ブランドを失い、普通の道からそれてしまった場合、その後なにかしら結果を出すには努力が必要不可欠です。

 

最近は、私が使ったような既卒向けの就活エージェントが多いので、すぐに仕事を探すことはできます。

 

ただ、地方の田舎ではこうしたサービスは行き届いていないので、ある程度の地方都市へ出ないとサービスを受けられないのが難点です。そういう意味でもやはり、田舎というのは何かと不利になりやすいです。

 

そして、そういったサービスを利用していざ面接まで進んでも、「なぜ新卒で失敗したの?」という質問にブチ当たります。

 

ここでも、「失敗した、普通から外れた」事実が重くのしかかってくるのです。これは本当にどうしようもありません。

 

日本では、空白期間を良く見られることはあまり無いです。空白=何かに躓いた、失敗したみたいな先入観があるのだと思います。

 

その間に人生を学び直すための旅や趣味に興じても、「遊びでしょ?」といった感じに一蹴されてしまうことがあるそうです。

ほとんどの日本人が経験できないような素晴らしいものでも、「普通じゃないから」採用しない。変な人はいらない、みたいな勝手な理論ではじかれてしまいます。

 

だからそういった、普通の人とは違う素晴らしい体験やスキルを持っている人は、起業したり、海外へ活躍の場を移したりするのです。本当に、面接官は何を見てるんだと疑ってしまいます。

 

失敗、空白ばかりに目を向けてしまう、日本社会全体の意識を変えないと、ニートは今後も増えていくかもしれません。

これは、日本という国自体の命運を揺るがしかねない、非常に大きな問題だと私は思います。

 

 

就活は、もっと多様であるべき

 

f:id:Syo031:20190725194016j:image

 

ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。

 

長すぎて疲れたでしょう?(笑)

 

私、就活関連になるとどうしても話が長くなってしまう癖があるようです。でもそれだけ言いたいことがあるということは、引き出しが多いということの裏付けにもなるので、少しは皆さんが求めていた情報が手に入ったのではないでしょうか?

 

まとめっぽく入ってますが、まだ続きます(笑)。

でもご安心を、これが最後のトピックになります。(でも書く文字数は未知数・・・)

 

最後のトピックは「就活はもっと多様であるべき」という話です。

まあ、私が一番言いたいことだと思ってください。

 

今回の記事では、私の実体験をもとに「(主に新卒の)就活」へ抱いた疑念や呆れを書きなぐってきました。

 

とにかく新卒の就活はイかれてるゼ!ということ。

それは

 

  • 手書きの履歴書
  • 夏でもスーツ着用
  • 個性を出せという割には没個性な外見を求める
  • 気がおかしくなるほど、細かすぎるルール

etc...etc...

たくさんこの記事でも挙げてきたことです。

 

私は、こうした就活生に降りかかる理不尽な要素が、少なからず

 

  • 昨今の日本の閉塞的な雰囲気
  • 経済の低調
  • 将来への絶望

 

など、日本を取り巻くあらゆるマイナス要素に繋がっていると思えてはならないのです。

 

なぜなら、

 

就活がもたらす負の要素が、あまりにも強力すぎるからです。

 

誰だって選考で落とされたらへこみます。

落ち込み、絶望し、自分を責めます。社会から「お前はいらない」とさえ思ってしまいます。

 

なぜそこまで思いつめるのかと言いますと、

「新卒の間に内定を取って就職しないと、その後の人生は真っ暗になる可能性が高い

と思い込んでいるからでしょう。

 

先ほどのトピックでお話ししたように、新卒ブランドは絶大な権威を誇り、そのブランドを逃すと人生終了みたいな風潮さえあります。

だから就活が原因で自殺する人が後を絶たないのです。

 

それともう一つ。

企業側がしっかりと選考結果の理由を話さない

このことにも、就活生を苦しめている大きな問題があると思います。

 

よく耳にする『お祈りメール』。その意味は、企業から送られてくる不採用通知に「貴殿の益々のご活躍をお祈りしております」という文言が由来です。

「祈ってるなら内定をくれよ」と、受け取った誰もが思ったことでしょう。

 

せっかく一生懸命手書きで履歴書を書き、会社内容も調べ、あらゆる質問に対処できるよう練習し、朝早く起きて交通費を払い、誠意をもって臨んだのに、帰ってきたのは一斉送信のような内容の、何も気持ちが伝わってこないメール一通。

 

これだけでも相当ショックを受けるというのに、企業側は不採用の理由について一言も触れません。

これでは、メールを受け取った就活生には「何が悪かったのか」が分からず、反省材料すら手に入らないのです。

 

失敗に意味があるのは、その失敗から学ぶことが人の成長につながるからです。失敗から学ぶことは本当に大事なことばかりです。無駄な事なんて一つもありません。

 

しかし、就活での失敗からはほとんど学びを得られません。自分に何が足らなかったのかを、企業側が教えてくれないからです。

 

だから自分で考えるしかない。履歴書の書き方、文字の綺麗さ、言葉遣い、面接の態度、身だしなみ、、、

考えるとキリがないうえ、ハッキリと「これが悪い!!」という確証も持てない。結局は、キャリアセンターに足しげく通って、少しづつ改善点を模索していくしかないのです。

 

それでも落ち続ける人はいます。

やがて自分は社会適合者だと思い込んでしまいます。こうなるとほぼお終いです。下手をすればうつ病に、最悪な場合は殺人や自殺といった行動に出ます。

 

これが、たった一つの、社会への扉を開くための「内定」を取るために頑張った結果です。

ここまでくると、内定という言葉が恐ろしくさえ見えてきます。 

 

失敗から学ばなければ、失敗した意味がありません。

 

勉強でも「何が分からないかが分からない」という子供に手を焼くように、就活の「自分がなぜ落とされたのかが分からない」という就活生もまた、手の施しようがないのです。

 

これほど、就活に内包されている負の要素は強力なのです。

 

就活生のほとんどはこの就活という人生一大イベントで、初めて社会を知り、働くことに意義を見出そうと、懸命に内定獲得へ奔走します。

でも待ち受けているのは、上記で挙げたような様々な理不尽や、それらからくる精神的、肉体的負担。

 

もちろん、即内定を貰うようなスーパーマンみたいな人もゴロゴロいます。

なんてったって、超売り手市場(学生優位)ですからね。ただこの背景があるからこそ、内定を取れない子は余計に肩身が狭くなるのも事実です。

でもそういったスーパーマンは、だいたい似たり寄ったりな業種に応募していることが多いです。あとは本当にスーパーマンなヤツ(高学歴でコミュニケーション能力に長け、愛想もよく、処世術をある程度身につけている。みたいな)。

 

少なくとも私の周りでは、食品、ディーラー、金融(特に信金)といった業種に応募した友人は、だいたい速攻で内定を貰っていました。

その業種以外の人は分かりませんが、苦戦している人もいました。

 

基本的に就活は、「不採用」という小さな失敗を繰り返した末、ようやく待望の「内定」というゴールにたどり着きます。

失敗が前提で物事が動いていくのです。

 

したがって、そういった状況が長く続くと、自然と心も体も病んでくるわけです。周りの友人が内定を取り就活を終えていくと、自分一人が取り残されていく孤独感に苛まれていき、余計に焦りが出てきます。

 

基本的に焦りは良い結果を生み出しにくいです。当然、それは就活でも同じことで、早く内定を取ろうと焦れば焦るほど、小さなボロがどんどん出てしまい、パフォーマンスも落ち続けます。

 

結果、就活を始めた当初とはかけ離れた業種に渋々就職したり、就職浪人したりといった結果が待っているのです。

 

就活は失敗が付き物です。それはどのような事でも同じことが言えます。

ただ、就活での失敗は恐ろしいほど負のパワーに満ちすぎているのです。

 

この負のパワーを少しでも減らすためには、やはり「就活」そのものをアップデートしていかなければいけないと思います。

 

次代が令和に入り、日本を取り巻く環境は常に変化し続けています。

 

 

など、働き方に関しても変化が見られます。

間違いなく、終身雇用と新卒一括採用は崩壊するでしょう。そもそもこの制度自体が、世界的にみて特殊ですからね。

令和になってからこういった動きが出るのは、むしろ遅すぎだと思います。

 

働き方改革

政府主導で行っているので、その恩恵にあずかれているのは大企業だけ、といった情報をよく目にします。今年始まったばかりなので、まだまだこれからでしょう。

 

終身雇用の崩壊

日本の大企業で、世界の時価総額ランキングで唯一トップ50のうち46位(2019年6月末時点)にランクインしているトヨタ自動車。その会長が、「終身雇用はもう無理です」と発言したのです。日本一と言える企業がこのような発言をしたということは、他の日本企業すべてにも当てはまることでしょう。

もう、終身雇用は限界です。会社に依存した働き方は、リスクを伴うものになっていくでしょう。

だから今後は、自分自身の力で仕事をこなすスキルが必要になってくると思います。

令和では、フリーランスという働き方が、一般的なるのではないでしょうか。

暑いのにスーツを着て、満員電車に揺られ、嫌な仕事をして、嫌な上司に頭を下げる。。。そんな働き方が変わるかもしれません。

楽しいことで価値が生み出せる、そんな人間に早くなりたいものです。

 

新卒一括採用の見直し

 結局のところ、私の言いたいところはここに集約されます。

新卒一括採用は時代錯誤甚だしいので、早く通年採用に変えようよ

ということ。

 

最近になってようやく、「新卒一括採用は時代遅れ。終身雇用が崩壊する今、このシステムも意味を持たなくなる」と言われ始めてきました。

社員の長期的な労働を保証する終身雇用があってこそ、スキルゼロの若手社員を雇って、長期間にわたった教育を行う意味が出てくるからです。

 

もし通年採用が当たり前になったら、今までのような

  • 1年間という期限
  • 横並び意識
  • 訳の分からない採用基準

といった弊害がなくなると思います。

 

通年採用では、1年中採用の門戸が開いています。いつでもウェルカムですね。

企業側は、必要なポストに必要な人材を配置できるよう意識して求人を出します。

そうすると、求人に載る情報から、今までのような「やる気」「コミュ力」「ポテンシャル能力」みたいな、数字では測れない曖昧な採用基準は消えます。

その代わり、「業務内容に関するスキルがあるかどうか」「会社に入ってすぐに業務に携われるスキルを持っているか」といった「スキル」に関する採用基準が増えると思います。

今の中途採用の基準が、学生にも当てはめられるという感じですね。

いわゆる「ジョブ型採用」ってやつなのかな。実力がよりモノを言う世界。

だから、学生は大学に在籍している4年ないし6年で、より勉学や自身のスキルを伸ばすことに注力します。社会に出て使える武器を、自らの手で作り出し、成長させるのです。

今までのような、

バイトやって、カラオケ行って、酒飲んで、合コン行って、講義は寝る

みたいな、人生夏休み状態ではなくなるのです。

終身雇用、新卒一括採用が崩壊したら、個人の能力がより重視されます。その能力を伸ばすために、大学で学んだりインターンでスキルを身につけたり、趣味や特技を磨いたりするのです。

そのうち日本の学生は、各々が社会を動かせるような人材になり、日本経済に活気を取り戻すようなビジネスを展開してくれるかもしれません。

実力主義と言えば怖い気がしますが、今後、時代の流れに乗れる人は自身の市場価値を持っているような人だと思います。

会社に依存するのではなく、会社で培ったスキルを使って自分の価値を高めていき、個人で顧客を獲得する

それくらいの気持ちで仕事に取り組むと、未来への活路が開けるかもしれません。

 

何度でも言います。新卒一括採用は時代遅れです。

 

個人の能力がより発揮できるような採用基準で、しっかりと企業とのマッチングを図れるような、互いが幸せになるような採用方法に変わってくれることを、切に願っています。

そして、フリーランスという生き方がより一般的になるような、「自由な働き方」が広がっている世界になっていればいいなと思います。

 

 

まとめ

 

f:id:Syo031:20190725194042j:image

 

ここまで読んでくださった方々、本当に本当にありがとうございました。

 

ものすごく長い話になってしまいました。話をうまくまとめられないのは、私の実力不足です。

 

今回話したことを、超簡単にまとめると

新卒一括採用は色々と無駄がありすぎだし、学生に負担掛けすぎだし、そもそも新卒社員の3年以内の離職率などを見ても明らかなくらい、破綻してる。

だから、学生と企業が共に日本経済を盛り上げていくためには、通年採用などにするべき。

みたいな話です。

 

所々に私の率直な気持ちをぶつけているので、これだけの内容に1万文字も使ってしまいました(笑)。

 

とにかく、大学4年生から今まで続いた「就活」は、色々と不幸せを生んでいる気がするので、なんとかうまい具合に変わってくんないかな~と願っています。

多様な採用、働き方、生き方がもっと当たり前になる社会が来るといいですね。

 

もしこの記事を読んでいる人の中に、就活をしている方がいましたら、これだけはお伝えしたい。

 

「絶対に死んではいけない」

 

それだけです。

 

死ななければ、とりあえず何かしら動きます。死んじゃったら何も起きません。

たった数人の面接官の判断に、そこまで神経を尖らせる必要は無いです。

 

辛かったら休んでください。遊んでください。そして気持ちの整理が少しついたら、また考えればいいのです。

 

人生を楽しく歩む方法を。

 

選択肢は一つじゃありません。

 

生きていれば、必ず前に進めるチャンスはやってきます。その時少しだけ踏ん張って頑張ってください。

 

できれば応援してくれる人をつくってください。SNSで十分です。たとえネット上でも、人の放つ言葉は絶大な力を誇ります。

そのパワーを貰えば無敵です。なりふり構わず突き進んでください。

 

微力ではありますが元ニートの私も、応援しています。

 

 

人生は、楽しんだもの勝ちですよ!!

 

 

それでは今日はこのあたりで。本当にここまで読んでくださり、ありがとうございました!!!