キャラをまっすぐ、バランス良く描くコツ【二次創作漫画を例に】
移転しました。
こんばんは、からぽんです。
今日も、毎度おなじみと化しつつある、漫画制作のお話です。
ちょっとタイトルを論文っぽくしてみました。「二次創作ものを例に」のところです(笑)。
さて、ということで今日は
『キャラクターを左右に傾くことなく、バランスよく描く!』
というテーマでお話していきます。
そしてバランスよく描くコツとは、
ズバリ
『線を引くこと』です。
「え?たったそれだけでバランスよく描けるの?」
と思われるかもしれませんが、断言します。
描けます。
あることを意識して描けば、左右に傾くことなくキャラクターを描くことが出来るのです!
それでは、今日もお絵描きスキルの向上を目指しつつ、楽しんでいきましょう!
今日の1ページ
本編8ページ目です。たった3コマですが、重要な場面なので表情に力を入れまくりました。
それでは1コマずつ、こだわりや苦労した部分をお話していきます。
1コマ目
このページには、今回の記事のテーマである『キャラクターを左右に傾くことなく、バランスよく描く!』ノウハウが使われています。
ノウハウと言っても私流なんで、あくまで参考程度にしてください。
まずどの部分に、バランスよく描くノウハウが使われているか。
それは、跪いている主人公です。
正面から見たイラストなので、左右のバランスに気をつけて描かなければいけません。
では、どうすれば左右に傾くことなく描けるのか。
実際に私が使った技法(とまで呼べるのかは定かではない)をご紹介します。
まず私の場合、線を引く前にラフと顔の下描きだけ描きます。
なぜ顔だけ先に描くかといいますと、この顔を基準に線を引くからです。
作業工程はこんな感じ。
- キャラ全体のラフを描く
- 顔だけ下描きを描く
- 鼻、顎の上に線を引く
- 後は身体の中心パーツである股が、その線の上にくるよう身体を描いていくだけ
「説明ヘタ!まだわかんねーよ!」
という方は、こちらの画像を見ていただければ、理解していただけると思います。
とにかく意識することは、体の中心パーツである鼻、顎、股を線の上に描くこと!それだけです。
また、他にも
「左右の肩幅を均等に描けない」
「目のバランスが難しい」
などで悩んでいる方にも、この『線を引く』というやり方をオススメします。
例えば、「目の縦の大きさを同じように描きたい」
という場合だと、このように線を引けばイイです。
また、「肩幅を同じくらいに描きたい」
と言う場合は、体の軸になる線から左右均等に線を引くことで、バランスの良い肩を描くことができます。
以上、長くなりましたが1コマ目でした。
2コマ目
何やら険しい表情の恵美。
顔の角度といい、目のバランスといい、動きのある髪といい、なかなか上手く描けたと思うコマです。
描く時、特に気をつけたのは、目の位置を少し高めにしたことです。
このコマは少し下のアングルから描いています。したがって、目の位置を少し気持ち上にすることで、「所さん、下からみてますよー!」という感じを出しています。
3コマ目
2コマ目の恵美の険しい表情を見て、少しビビってる主人公。
顔の半分なので、バランスもクソもありません。ちゃちゃーっと描きました(笑)。
こういった顔半分は、上手く描きやすいです。
バランスを気にせず描けるのは、楽ですね。その分表情が伝わりにくいですが。
だから私は、表情を読み取ってもらうため、なるべく口をちゃんと描くようにしています。口を描かなかったら、いよいよどんな表情をしているのか分からないので。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今日みなさんにお伝えしたかったのは、『恵美が可愛い!』ということと、『キャラクターを左右に傾くことなく描くコツは、線を引くこと!』です。
少しでも皆さんに伝わって、このやり方を実践して色んなイラストをあげてくれると、嬉しいです!
絵を描くにあたって、バランスは非常に重要であると同時に、非常に難しいです。
しかし、線を引くことだけでかなりバランスよく描けるようになるので、もうグニャグニャしたキャラを描くことはなくなると思います!
「大体のことは、コツを掴めば上達する!」と自分に言い聞かせつつ、今日はこの辺りで。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!