【水着イラスト完成記念!】クリスタでの淡い塗り方について、コツをお話します
移転しました。
こんばんは、からぽんです。
今日は、水着イラストが完成したので、目の塗り方をはじめ、今回のイラストについて詳しくお話したいと思います。
特にデジタルカラーで目の塗りに悩んでいる方、必見です!!
水着イラスト完成!!
完成しました。水着イラスト!
恵美ーーー!!
可愛すぎでは!?(自画自賛)
最近、恵美のことが好きすぎて幸せです(笑)。
多分、恵美とイチャイチャする漫画を毎日描いていることで、私の恵美に対する親愛度が爆上げしたんでしょう。
やはりこう、女性らしさが出る絵はいいですね!目の保養になります。
さて今回のイラスト、初めて淡い感じのカラーに挑戦してみました。
今まではアニメ調の塗りや本格的な厚塗りなど、しっかりと何度も色を重ねる塗り方をしていました。
本格的にカラーを始めて2ヶ月くらいが経ち、だいぶデジタルカラーに慣れてきたので、スキルの幅を広げるために新しい塗りに挑戦してみようと思ったのがキッカケです。
参考までに、今まで描いてきたカラーイラストです。
どれもみな「しっかりと塗りましたー!」って感じのイラストです。少なくとも、今回のイラストのような淡い感じの塗りではありません。
ではここから、今回描いた水着イラストについて、拘りとか工夫したところとか、勝手に語っていきますね。
今回の水着イラストを描こうと思ったのは、最近暑いからかTwitterに水着イラストがやたら出回っているのを見たからです。
「俺も水着描きてーっ!」
と思い、一旦漫画制作を止めて水着イラストに着手しました。
線画
線の色は淡い感じを出すため、黒ではなく薄めのワインレッドにしています。
今回は肌成分が多めなので、線に強弱をつけて肉感を出すよう意識しました。
上の図だと、胸の谷間は下に行くほど太めに、お尻は上側を太めに、真ん中に行くほど細めにしています。
こうすることで、かなり線画が綺麗に見えるようになります。
他には胸のライン(水着)にも気をつけました。綺麗な曲線になるよう、何回かに分けて慎重に線を描きました。
こういったイラストにおいて胸の形は非常に大事になってきます!
上記のようなことに気を付けつつ、身体や水着は順調に描き進めることができました。
大苦戦した表情づくり
しかし、表情で大苦戦します。
なかなかイイ表情が決まらず、決まるまで2、3時間もかかりました。
表情にこれほど時間をかけたのは、久々な気がします。
ちなみにこちらが、最初の1時間ほど悩みながら描いた表情です。
なんやこの表情。1時間かけてコレかいな。この時はマジで何回描いても上手くいきませんでした。
そして約2時間後…試行錯誤した末に出来上がった表情です。
こうして見ると、だいぶ良くなりましたね。やはり恵美には笑ってもらわなきゃ!
カラー
ようやく納得いく表情が描けたので、いよいよ初挑戦である『淡いテイスト』のカラーに突入します。
ベースカラー
今回は淡めのテイストを出すため、いつものイラストより明るめに設定しました。
水着の色は水色か黒色か紫色かで悩んでいたのですが、黒は色が濃すぎるので却下。水色は背景色と被る可能性があったため断念。というのは建前で、エロスを出すために紫にしました(笑)。
ベースカラーを塗って全体のバランス(特に目の大きさや口の形)に不自然な点がないか確認します。問題がなければ、いよいよ本格的にカラー作業開始です。
肌
今回は簡単に描きました。レイヤーも5つしかありません。
ベースカラー → 影 → 光 → ほっぺ、赤み → ハイライト
これだけです。
ただ、この2つだけは皆さんにお伝えしなければいけません!!
まず1つ目は胸!!
首元は影があるので暗めですが、胸は光が当たっているので、エアブラシを使って光を入れています。
その白く美しい胸の谷間付近に、赤みとハイライトを入れています。このアクセントを加えることで、胸の柔らかい質感や照りと艶を出すことが可能になるのです!!!
そしてお次はお尻!!
どうですか…。
素晴らしい曲線と肉感ですよね。
そして注目して欲しいのは赤みとハイライトをいれることによry
ハイ、以上カラー作業お肌編の紹介でした。
次に行きましょう。
髪
髪の塗りは、なるべく影をつけないよう意識しました。
影をつける場合は、境界線に明るい色(今回のイラストではピンク寄りのオレンジ)を乗せてポップな感じに仕上げてみました。
また、1番奥側の部分には少し赤みを入れてみました。こういったグラデーションを入れることで、髪の毛に深みが出ます。
ハイライトも簡単な形に仕上げました。
その方がイラストの優しい雰囲気に合っている気がしたので。
瞳
今回のイラストでいっっっちばん時間をかけて描いたカラーが瞳です。
瞳の部分をアップして見てみましょう。
お分かりいただけると思いますが、かなり多くの色や効果を重ねています。
正直、淡い感じにするんだったら、もっとシンプルな塗りにすれば良かったかなと、少し悔やんでいます。
でも全体的に見たら、そこまで瞳が目立っていなかったので、ヨシとします。
ここからは、瞳の着色工程を細かく振り返っていこうと思います。
ちなみに、瞳の工程で使っている筆はクリスタの『水多め』です。
01. ベース
レイヤー:通常
上側の濃い色と同じ色で、瞳孔の部分を濃いめに塗りました。
また、濃い色と薄い色の間に、Gペンで細く線を引きました。
02. 影
レイヤー:乗算
少し赤みがかった肌色で、目の上側に影を描きます。境界線をぼかしツールでふんわり仕上げました。
03. 濃い影
レイヤー:乗算
黒色で小さい点を打ったり、瞳の上側に濃い影を塗ります。この時、ハイライトを入れるあたりに濃い影を置くといいらしいです。
04. 目がしいたけ(濃いVer.)
よくアニメや漫画のキャラクターが美味しいものを食べた時にやるやつ。
アニマスだと伊織がやってましたね。
いおりん可愛い!!
レイヤー:オーバーレイ(76%)
(※不透明度の%は、あくまでも参考程度にお願いします。あくまで、今回のイラストでの適切な数値です!)
濃い紫で、十字の部分を残すようにしいたけ模様を塗っていきます。
05. 目がしいたけ(明るめVer.)
レイヤー:オーバーレイ(76%)
先ほどと同じように、今度は薄めの紫でしいたけ模様を描いていきます。
これで少し、瞳に明るさが出ました。
06. 丸い点(深みを出す)
レイヤー:オーバーレイ
薄めの紫で点を描いていきます。
これはもう感覚でやってます。多すぎず少なすぎずって感じに。
ポイントとしては、瞳全体のバランスを見ながら描くことですかね。
07. 丸い点(キラキラ)
レイヤー:オーバーレイ
さらに水色で点を描いていきます。要領はひとつ前の工程と同じ感じに。
紫色が薄いところだと水色に、紫色が濃いところだと青っぽく写ります。
この作業を行うことで、キラキラ感や光沢感が出てきます。
08. 水色つけ足し
レイヤー:オーバーレイ
瞳の下側に水色を足します。これでかなり完成形が見えてきました。
09. 全体暗め
レイヤー:オーバーレイ(25%)
少し瞳全体の色を抑えるために、濃い紫を塗り重ねました。不透明度が高いと暗すぎるので、25%に調整しました。
10. 反射光
レイヤー:スクリーン
瞳の右上部分に、薄い水色で反射光を入れました。
ポイントは、反射光を入れた後に消しゴムを使って何本か透明の線を入れることです。こうすることで、瞳により光沢感が出ます。
11. 肌み
レイヤー:通常
瞳の下側に肌の色を入れます。少しアクセントを加える程度なので、薄く入れます。
12. ハイライト
レイヤー:通常
線画レイヤーより上にハイライトレイヤーをつくります。
瞳に命を吹き込むため、白色でひたすらハイライトを入れます。
この時、もう少しアクセントを加えたい場合はお好きな色を塗るのもアリです。私は赤色のハイライトを入れました。
13. 完成!
これにて瞳のカラー完成です!!
全部で12個のレイヤーに分けて塗っていきました。
数が多く細かい作業だったので大変でしたが、その分非常に綺麗な瞳を描くことができました!
瞳の塗り方は、こちらのサイトを参考にしました。本当にこういうサイトって、ありがたいですよね!いい勉強ができました!!
水着
水着はベースカラーを塗った後、下部分に青色のグラデーションを足しました。使ったツールはエアブラシの『柔らか』です。
ベースカラーだけだと味気なかったので、思い切ってグラデーションにしました。青色以外にも水色や黄色、赤色などを試してみましたが、どれもシックリこなかったので、青色にしました。
背景
まず水色から白色になるよう、上に向かってグラデーションをつくります。
次に、グラデーションのレイヤーの上に背景素材『キラキラ01』を置きます。
(※上下反転させてます)
ただ、このままでは水色のグラデーションが見えないので不透明度を31%にします。
そして、色調を合わせるためにレイヤープロパティのレイヤーカラーをクリックします。
すると、このようにキラキラした水色ベースのグラデーションができます。
これで背景が完成です。
ハートや文字を入れて完成!
オシャレに文字を入れてみました。
「Megumi Tokoro」フォントは、クリスタに入ってるFrench Script MTを使いました。
もっとキャラクターを目立たせたい場合は、文字を消して、リサイズしてみるといいかもです。
イイ…。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今日は水着イラストのカラー工程についてお話しました。
ぜひカラーイラストをされる際に参考にしていただけると嬉しいです!
特に、瞳の部分は細かくお話した(つもり)ので、ぜひ参考にしてください!不透明度の調整次第で自由に色調を変えられるので、淡いイラストにもガッツリ濃いイラストにも向いてる塗り方だと思います。
夏が近づく季節で、清涼感、透明感のあるイラストを描く機会が増えてくると思います。
私自身これからもどんどんそういったイラストを描きたいですし、皆さんにも描いてもらいたいです!
これからも、楽しいお絵描きライフを満喫していきましょう!!
長くなってしまいましたので、今日はこの辺りで。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!(。・ω・。 )ノシ