【デジタルイラスト】髪の質感をうまく出すには、影と艶のバランスが大事!~伊吹翼誕生日イラストを例に~
移転しました。
こんばんは、からぽんです。
何やら大層なタイトルになっていますが、そんな大したことをお話するわけではありません(笑)。
髪の毛を上手く塗れるよう意識してみたことを、ただ記事にするだけです。
したがって、この記事は「デジタルイラストでの髪の塗りが上手くできない」という人に向けて書いていきます。
- 髪の毛の塗り方が分からない
- 艶の出し方が分からない
- 質感がうまく表現できない
といった方は、ぜひ読んでみてください。
まず、参考までに私の作業環境をご紹介します。
使用ソフト:Clip Studio(通称クリスタ)
液タブ:Wacom Cintiq 16
ノートパソコン
完全にデジタル環境です。
そして、今回見本にするイラストがこれ。
昨日描き上げた、伊吹翼の誕生日イラストです。
彼女の髪の塗りについて、今日はお話していきます。
まず、髪部分のレイヤーは以下の様に分けています。
ツヤ
濃い影
影
肌み
ベース
全部で5つのレイヤーに分けています。多分、そんなに多くない方だと思います。
今回お話する部分は、『ツヤ』と『濃い影』の二つのレイヤーです。
まず、『濃い影』の部分。
影のレイヤーの上に、さらに濃い影を塗ることで、髪の毛の立体感や毛の重なり具合を表現しています。
使用しているツールは『筆』の『水多め』です。毛の流れ一本一本を意識しながら、サッサッと描いていきます。
ここで、髪の質感を左右する大きなポイントがあります。
それは、レイヤーの設定です。
『通常』ではなく、『乗算』にすることで、よりベースカラーに馴染むような濃さを表現することができます。
その違いが分かる画像がこちらです。
レイヤー『通常』
レイヤー『乗算』
おわかりでしょうか。
乗算の方が、しっかりと髪全体の色に馴染んでいるように見えませんか?
僅かの差のように見えますが、この差を意識するかしないかで、完成した時の仕上がり具合に大きな差が出てきます。
次に『ツヤ』の部分。
ツヤは髪の毛に明るさを加えてくれる要素です。
ツヤを入れることで綺麗な髪の毛を描くことができます。
ポイントは、細いハイライトの線を髪の毛全体に入れることです。明るめの線を入れることで、より髪の毛全体の質感がしっくりきます。
後は、全体のバランスを見ながら濃い影とツヤを上手く描いていきます。
全体のバランスを見ることを忘れないようにしてください!
ツヤが多すぎるとテカテカに、影が濃すぎると暗い感じの髪の毛になってしまいます。両者のバランスを保ちつつ、理想の髪色になるよう調整してください。
完成した後に修正するのは大変なので、できるだけこうした細かい作業に妥協せず、自分の納得いく出来になるまで追求することをオススメします。
メインの話はこれで終わりです。
余談として、一昨日つくった『レモンムース』の感想を。
まず、完成したものがこちら。
味は・・・完璧でした!
おばあちゃんの味にほぼ近い味で、甘くて柔らかい最高のレモンムースでした。
下の方にレモンのゼリーが固まっており、これがまた甘くて美味しい!
上側はフワフワしたムース、下側はつるんとしたゼリー。最初から最後まで美味しさで溢れてました。
レモンの風味はしっかり残っているのですが酸っぱさはなく、むしろ甘くて食べやすいです。
つくってよかったです!
それでは今日はこのあたりで。ありがとうございました!