令和イラスト完成!!
移転しました。
こんばんは、からぽんです。
お待たせしました。今まで3回に渡ってお送りしてきた、『令和イラスト』。今日完成しました!
過去3回の記事はこちらから。
本記事の話に行く前に、ざっくりと過去の記事の内容をまとめました。
- 今回のイラストをどう描くか悩んだ過程(ポーズや構図など)
- 目の描き方に拘った
- ペン入れで苦労した(原付の曲線とか)
- 恵美の死んだ魚の目が好き
- イラスト描かずにイタリア動画作ってた
以上のように、イラストを描いている過程とか、描く上での拘りとか私の嗜好を書いています。
完成イラスト
それでは早速、完成したイラストをご覧下さい!
いや〜頑張った!
見てくださいこの原付のリアル感!!ちょっとリアル感出しすぎて恵美が浮いちゃってる気がしますが、まあいいでしょう!!
明らかに私のカラー技術は向上している!(はず!)
背景は正直手抜き感が出ていますが、イラストのコンセプトが「新しい時代へ!」って感じなので、「大空のもと進んで行こう!」という解釈でお願いします(笑)。
全体としては、カラーの技術がだいぶ人並みになってきたなと感じています。
3月くらいまでは目も当てられないほど残念なカラーイラストを描いていました。それが何と言うことでしょう!たった1ヶ月足らずでこの出来栄え!!
まあ、イラストソフトをClip Studioに変え、液タブを購入したことで、最高の制作環境に変わっただけなんですけどね。
恵美のカラー作業
あんまり自画自賛してても気持ち悪いので、ここからは具体的な作業内容をお話していきます。
まずは恵美から。
全体像。恵美は過去に何回も描いたことがあるので、カラーも慣れてきました。
髪のツヤ
しかしそれでもやはり大変だったのは、『髪のツヤ』です。
自然な質感のツヤを出すのが本当に難しいです。
今回のイラストのツヤは、自然というより光がよく当たっている、キラキラしたツヤになっています。そのせいで、なんか金髪キャラになりかけてます(笑)。
背景を青空にしたので、違和感はあまり無いかもしれませんが、それでもちょっと光沢感を出しすぎてしまったかも。
ツヤの作業は、レイヤーを『発光』にして、白色の水彩(水多め)で「サッサッ」と流れを意識しながら描いています。
不透明度を20〜30%くらいにして、全体のバランスを見ながらツヤ出しをしているのですが、気づいたらどんどん重ね塗りをしてしまい、結果的にピカピカの髪が出来上がってしまいました。
次からは、重ね塗りをし過ぎないよう、少し我慢して塗ることにします!
目
そして、今回線画の段階から最も拘った『目』。
目の形を今までの『萌え系』から『エヴァ系(?)』に変えたのです。
※『萌え系』と『エヴァ系』の比較は以下の記事に書いていますので、よろしければそちらをご覧下さい!
今回のイラストの目。上記で挙げたような、描き方、だけでなく塗り方にも(少しですが)変化を出しました。
それは、瞳の色差です。今回のイラストでは、瞳の色差をいつもより大きくしました。
ここで、前回描いたイラストと今回描いたイラストを比べてみましょう。
前回のイラスト
今回のイラスト
どうでしょう。分かりにくいと思いますが、前回に比べ今回は、上側の紫色がかなり濃いです。(下側の紫色は同じ濃さです。)
何故色を濃くしたか。
それは、今回のような目の形を描いていた時(小中学生時代)は、瞳の上側を黒色で塗っていたからです。完全にエヴァの影響を受けてます(笑)。
あと、ハイライトをつけ過ぎないよう気をつけました。
ネイル
何気に初めて描いたネイルカラー。恵美は絶対ネイルしてると思うのですが、何色なんでしょうね?
今回のイラストでは紫色にしました。理由は、単に私が好きな色だからです(笑)。
紫は高貴な色と言いますし、超絶美少女の恵美にピッタリな色ですよね!
爪はツルツルしてるので、ツヤが描きやすかったです。
ちなみに、ミリシタの4コマで恵美と海美がネイルごっこしてるのがあるんですけど、控えめに言って最高ですので、ここに貼っておきます。
こちらです。
「ふんぬっ!」と頑張っている海美がもう可愛くて!そしてその海美を見て微笑んでいる恵美の絶妙な表情!!母性を感じられずにはいられない!!
最後のコマで可憐を出すのもGJ部!
靴
靴の裏。
恵美はブーツ履いてるイメージがあるのですが、さすがに原付でブーツ履かせるのはどうかと思うので、スニーカーにしました。
モデルは私が履いているNIKEのスニーカーです。裏側のデザインがシンプルなので、描きやすかったです。
工夫した点は、滑り止めの部分の上側に光を、下側に影をつけることで、立体感を出したことです。
恵美のカラーは以上になります。顔と体の一部だけだったので、前回ほど時間はかかりませんでした。まあ、可愛いということです。
原付のカラー作業
続いて原付。
これはマジで頑張りました!よくこんなリアルな感じに描けたなー、と自分でも思います。
全体で意識したのが、影と光のバランスです。この、光と影を出す際主に使ったツールは、水彩筆の「水多め」です。重ね塗りを行うことで質感を出していきました。
タイヤ
タイヤ全体はほぼ黒色ですが、手前の方は少し光が当たっている感じを出すため、グラデーションで明るくしています。それと、フロントフォーク(タイヤの横にあるなんか棒みたいなやつ(適当))は、灰色、薄い灰色、白色と重ねていくことで自然なツヤを出しました。
ボディ
フロントフェンダー(タイヤの上に被さっている、泥除け)は、手前に当たる光を描き、ボディの下側に行くほど暗くなるようグラデーションを作りました。
ボディも同じく光と影を意識し、ボディのツヤツヤ感を出すため、影を濃くつけたり光沢の部分をしっかり濃く塗ったりました。
黄色い線で囲った部分です。
この作業で、原付の質感がかなりリアルになりました。
ベース段階の絵と比べるとその違いが一目瞭然です。
ベースカラー段階
塗り完成段階
フロントライト
この部分、正直に言うとめんどくさかったです(笑)。
線画の段階で内部の細かい部品を描き、その後パーツごとに色を塗っていきました。
部品が塗り終わったら、透明のカバーの部分へ。
灰色で全体を少し暗く塗り、その後白色で明るい部分を塗りました。てっぺんに行くほど明るく、下の方は暗めに。全体のバランスを見ながら、端の方も明るくしました。
以上のように、原付のカラーは大変でした!
でもその分めっちゃハイクオリティな塗りができ、満足しています!!
その他バリエーション
今回は、最初に見せたイラスト含め3パターン作りましたので、そちらも紹介します。
令和お祝いバージョン
文字なしバージョン
大空バージョン
こんな感じです。ちゃんと大空を描いても、原付のリアルさが突出してますね(笑)。
ということで、令和イラスト作業についてお話しましたー!
読んでくださったあなたが、今回の記事を通して楽しんで貰えたら、これ以上嬉しいことはありません!!
これからもどんどんイラストを世に出し、もっとたくさんの人と繋がっていきたいと思います!
それでは今日はこの辺りで。ありがとうございました!!!